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ドキュメント『恐怖を乗り越えて』監督の仲間、罪状不明の拘束―チベット(tonbani)

2011年11月20日

■「ジクデル(恐怖を乗り越えて)」の制作者ドゥンドゥップ・ワンチェンの仲間拘束■

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。



20111120_ドゥンドゥップ・ワンチェン_ジクデル_チベット

18日付けTCHRDプレスリリース

2011年11月1日、午後3時頃、ラテンは息子が通う小学校の中国人女教師からの電話を受け取った。「息子さんを引き取りに来て下さい」と言う。彼が学校に着くと、そこには数人の私服警官が待っていた。彼はそのまま黒い車に連れ込まれた。

ラテンは44歳前後。2008年の北京オリンピックを前にドキュメンタリーフィルム『ジクデル(邦題:恐怖を乗り越えて)』を制作し、国家転覆罪で6年の刑を受けたドゥンドゥップ・ワンチェンと関係を持っていたと疑われたらしい。

ラテンは農民であり、家族の唯一の働き手。妻パッサン・チュドゥンと3人の子と共にラサ地区タクツェ県、シンツァン村に住んでいた。突然連れ去られた後、今も彼の行方は不明のままである。

"Jigdrel(ジグデル)− LEAVING FEAR BEHIND"「恐怖を乗り越えて」(Students for a Free Tibet)

なぜ、今頃ドゥンドゥップ・ワンチェンに関わっていたとして拘束されるのか不思議ではある。ドゥンドゥップ・ワンチェンの妻ラモ・ツォは今、夫や他の政治犯の解放を訴えるためにヨーロッパツアー中である。彼が「ジクデル」の中で話をしているかどうかは今確認できないが、以下のABC Newsの中で顔を出し短い話をしている事は確かだ。


*2分2秒頃より数秒間、カメラマンとの会話。


『恐怖を乗り越えて』




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関連リンク:
チベットの「いま」を伝えるドキュメンタリー「恐怖を乗り越えて」(Leaving Fear Behind)上映開始(チベット式、2008年12月7日)

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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