中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年11月22日
新たに亡命側に伝えられた映像。2011年11月3日正午頃、カム、タウの街中で焼身抗議を行いその場で死亡した尼僧パルデン・チュツォ(35)。巨大な炎に包まれ、そのまましばらく不動の姿勢に留まる。間もなく、崩れ落ちる。
(関連記事:「再び尼僧が焼身自殺、その場で死亡=今年11人目の犠牲者―チベット(tonbani)」2011年11月4日)
*閲覧注意。壮絶な焼身抗議の映像があります。
これを見た女性が、悲鳴と共に、法王を呼び出す経を唱える声が聞こえる。近づきカタを投げかける女性も。次のシーンでは尼僧たちが抗議デモを行っている。「チベットに自由を!」「ダライ・ラマ法王に長寿を!」等の叫びが聞こえる。
*バルデン・チュツォ(享年35)
次は11月6日早朝、暗い内にニンツォ僧院で行われた尼僧パルデン・チュツォの葬儀と思われる。大勢のチベット人がキャンドル・ビジルを行う。僧院の中では追悼会。外では多くのチベット人が遺体にカタを捧げるために列をなす。明るくなった頃、上の道を武装警官が走る姿も写っている。僧侶たちはこれを気にしている様子もない。最後に道を走る武装警官隊の車が隠し撮りされている。
(関連記事:「【閲覧注意】炎に包まれながらも合掌を崩さず=尼僧パルデン・チュツォの葬儀に1万人(tonbani)」2011年11月8日)
関連記事:
「チベットの大義のため、他の建設的方法を」焼身抗議中止を訴える声明全文(tonbani)(2011年11月14日)
「中国指導者の頭の中には常識を司る部分が欠けている」法王記者会見―チベット(tonbani)(2011年11月9日)
【閲覧注意】壮絶極まる焼身抗議写真=厳戒態勢のンガバ―チベット(tonbani)(2011年10月23日)
【閲覧注意】抗議の焼身自殺を行ったノルブ僧侶=警官隊に囲まれた中、荼毘に付される―チベットNOW(2011年8月19日)
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。