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大手調査会社の易観国際から2011年第3四半期時点の中国モバイルインターネットユーザー数が3億9600万人になったと発表されました。
■モバイルインターネットユーザー数
第2四半期からは約3000万人、前年同期からは約1億6000万人ユーザーが増加したことになります。増加の原因としてはスマートフォンの中国国内出荷数が第3四半期に前期比32.3%増で2224万台出荷されたことや、9月末時点で3Gユーザー数が1億人を突破した(工信部発表)ことなどが原因としてあげられていました。
(関連記事:「中国3G ユーザーが1億人を突破 工業情報省 - 中国国際放送局」CRI、2011年10月26日)
■3Gユーザー純増数
確かに、つい先日発表された中国聯通の2011年10月末時点の3Gユーザー数増加推移を見ても、単月純増数があがってきていることが分かります。
*黄線が3Gユーザー数。
しかし、この易観国際のデータは2011年第2四半期時点で約3億7000万人となっているのに対し、工信部が発表したデータでは第2四半期時点のモバイルインターネットユーザー数は約3億1800万人とされており、やや多めに集計されているきらいもあるので、注意は必要かもしれません。
(関連記事:「3Gユーザー数9000万人突破=普及進むもいまだ全体シェア1割(11年8月)―中華携帯ニュース」2011年9月24日)
ただ、いずれにしても3Gユーザーやスマートフォンユーザーの純増数は右肩上がりの増加傾向にあるので、今後より一層モバイルインターネットユーザーの増加スピードが加速していくことだけは間違いなさそうです。
情報元:易観国際、新浪科技
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*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。