中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年11月26日
ACLの国別出場国数割当だが、組織やマーケット、ビジネス規模など各国リーグの評価ポイントによって決められる。リーグの評価では日本がトップだが、4枠相当と認められた国は他に韓国、カタール、サウジアラビア、UAE、中国の5カ国があがっている。
ただし、これ以外でAFCが改善を求めていた基準があり、これを満たせなかった国が0.5枠削減、すなわち1枠分がACL進出枠からプレーオフ出場権への格下げという措置が科されている。サウジアラビア、UAE、イラン、韓国、中国、オーストラリア、タイの枠が削減された。
中国は「メディア」の基準を満たせなかったことが問題となった。中国サッカー管理センターの韋迪主任は、中国スーパーリーグのスタジアムの多くで、記者専用席、テレビ局作業室がないこと、取材が許可されるミックスゾーンが設置されていないことが課題になったと明かしている(瀋陽日報)。
気になるのは韓国が満たせなかった基準「Governance/Soundness」の項目。ACL報告書(PDF)には各基準の具体的内容が記載されていないためよくわからないのだが、なんの「管理」に問題があったのだろうか。