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さよならBRICs、西側中心の世界観の限界―昨日の注目ニュース

2011年11月29日

2011年11月28日の注目したニュースと、KINBRICKS NOW更新記事をお伝えします。


<昨日のKINBRICKS NOW>

【おやすみの一曲】『美しいもの(아름다운 것)/姉の理髪店(언니네이발관)』韓国

【ブックレビュー】中国に「介入」する作法=梶谷懐『「壁と卵」の現代中国論』を読む

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世界人口70億人突破! 「人口」を見れば世界が読める―昨日の注目ニュース

レアアース盗掘現場で土砂崩れ、2人死亡5人不明=裏目に出た中国の「戦略」

中国人オタク「日本では人気なのに中国ではサッパリなアニメってなに?」(百元)
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昨日の注目ニュース>

さよならBRICs、西側中心の世界観の限界(Financial Times・JB PRESS)

そもそも無理があったBRICsという分類

政治的に同じ分類でも、中国政府とロシア政府は気まずい仲間同士に見える。両国間には、戦略的な利益の一致より、緊張が生じる場面(過疎化する資源豊富なロシア東部地域を見るといい)の方が見つけやすい。

一定の経済指標でひとくくりにされたBRICsは、ほかの重要なプレーヤーを除外している。インドネシアとメキシコはどうなのか?それを言ったら、アルゼンチンやベトナムはどうなのか?

確かにBRICs諸国は時折会議を開くが、当初の組み合わせからアフリカ大陸が丸ごと抜けているために、南アフリカに席を1つ与えなければならなかった。

経済的な重要性と政治的な力の関係は必ずしも対称ではない。例えば、多少なりとも中東を見ている人なら、中東地域の極めて重要な大国としてトルコが台頭していることに気づくはずだ。これは力強い経済を反映した面もあるが、トルコの本当のうたい文句は、アラブ世界にとっての政治的な模範になるということだ。

BRICsにロシアが入っていることは、かねて異常だった。石油とガスは高い経済成長率をもたらすが、資源を除くと、すべての経済的、社会的、人口動態的な指標で、ロシアは長期衰退が続く国だ。

直近のツイート:@kinbricksnow
・昨日注目したニュース一覧(はてブ)

・paper.li(KINBRICKS NOWの記事とTwitter紹介記事が、新聞紙面のようにまとめてあります。毎朝更新。)

<昨年11月29日のKINBRICKS NOW>
【今日も中国大勝利♪】中国ネット民が解き明かすプロパガンダ・ニュースの全て―金ブリ浪人のススメ
【まとめ】<北朝鮮砲撃>「中国ならどうにかしてくれる!」各国の期待を中国が斜め上の方向に打ち返すまで
【中国コラム】緊張高まる北朝鮮情勢、ついに中国に動きが?!と思ったら全力の肩すかしだった件
【インド映画評】スタローン出演はたったの数分?!定番インド映画要素が日本語字幕で楽しめる『スタローンinハリウッド・トラブル』
【タイ・ニュース】「韓国人男性、従兄弟同士でホステス取り合い、刃傷沙汰」「十代のカップル、バイクの二人乗り走行中に射殺される」「解党命令は下るのか?!民主党解党裁判」
【昨日の注目ニュース】「中国、6か国提案で反転攻勢」「イランのブシェール原発、稼働準備整う」「タイ南部の女性警官、集団強姦されたと同僚告発」他


 コメント一覧 (2)

    • 1. 天天
    • 2011年12月01日 07:33
    • 「BRICs」という言葉が使われ始めたころは,「BRICs」の定義は非常に適切だったと思います。

      ロシアは原油価格の上昇とともに98年の経済危機から見事に一気に復活してきましたし,ブラジル・インド・中国とも,1990年代以前とは違う国のように成長しました。

      そしてかつての「亚洲四小龙」の時とは違い,「人口が1億人以上いる国での経済発展」ということで「人口」が経済的な成長において意味を持つということを明確に示したという点でも「BRICs」の定義は意味があったと思います。(日本が世界第二の経済大国だったのも,単に人口が多かったからですし)

      またトルコやインドネシアが,新しい形の政治家を受け入れ全く違った国のように変化し始めたのも,それぞれ2002年(エルドアン),2004年(ユドヨノ)頃からですから,いまさら「彼らをBRICsに入れなかったのは手落ち」などと得意げに言うのは阿呆のたわ言としか思えません。

      そうそう,ところで「Kinbricks」は,「BRICs」から来ているわけではないのでしょうか??
      私はずっと「BRICs」から来ているものだと思っていました。
    • 2. Chinanews
    • 2011年12月01日 22:33
    • > 天天さん
      元ネタの記事は「BRICs」という新興国が政治連合にはならないというのが主要論点なんじゃないか、と。おっしゃるとおり、経済的な現象としての「BRICs」というコンセプトは世界を理解する補助線として悪くなかったと思います。

      中国が音頭を取って、BRICsを政治的なグループにしようといろいろやっていましたが、その内側での分岐や立ち位置の違いは明らか、何をいまさらという印象の記事でもあります。

      「KINBRICKS NOW」はおっしゃるとおり、「BRICs」を微妙なもじり方をして作った名称なので、「サヨナラ」とか言われるとどきっとしますねw

      「BRICs」という言葉が使われ始めたころは,「BRICs」の定義は非常に適切だったと思います。
      >
      > ロシアは原油価格の上昇とともに98年の経済危機から見事に一気に復活してきましたし,ブラジル・インド・中国とも,1990年代以前とは違う国のように成長しました。
      >
      > そしてかつての「亚洲四小龙」の時とは違い,「人口が1億人以上いる国での経済発展」ということで「人口」が経済的な成長において意味を持つということを明確に示したという点でも「BRICs」の定義は意味があったと思います。(日本が世界第二の経済大国だったのも,単に人口が多かったからですし)
      >
      > またトルコやインドネシアが,新しい形の政治家を受け入れ全く違った国のように変化し始めたのも,それぞれ2002年(エルドアン),2004年(ユドヨノ)頃からですから,いまさら「彼らをBRICsに入れなかったのは手落ち」などと得意げに言うのは阿呆のたわ言としか思えません。
      >
      > そうそう,ところで「Kinbricks」は,「BRICs」から来ているわけではないのでしょうか??
      > 私はずっと「BRICs」から来ているものだと思っていました。

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