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米大手飲料ブランドの「フルーツ牛乳」に殺虫剤=1人死亡1人重体―中国

2011年11月30日

2011年11月28日、吉林省長春市で、果実入りフルーツ牛乳(さわやかイチゴ味)を飲んだ市民1人が死亡、1人が意識不明の重体となった。問題の製品は米コカ・コーラ社旗下の美汁源ブランド。


20111130_写真_コカ・コーラ_美汁源_イチゴ牛乳


2011年11月30日付中国新聞網財経網を参照した。

28日夜、長春市で「美汁源果粒奶優(清新草莓口味)」(美汁源果実入り牛乳(さわやかイチゴ味))を飲んだ親子が食中毒の症状を示し、救急車で病院に運び込まれる事件が起きた。父親は意識不明の重傷。息子は死亡した。

病院は有機リン中毒に似た症状との診断を示している。警察により、残っていた飲料から殺虫剤が検出されている。

長春市では、同製品を売り場から回収し、検査を進めている。また30日午前には長春市食品安全委員会弁公室がテレビ局を通じて、「美汁源果実入り牛乳(さわやかイチゴ味)」を飲まないよう呼びかけ、もし家に製品がある場合にはただちに政府機関に連絡するよう伝えている。

工場で殺虫剤の混入があったのか、あるいは出荷後に何者かが投与したのかは不明。とはいえ、混入経路がはっきりしていない時点で、市政府がこれほどの動きを見せているとなると、なんらかの裏事情があるのではと勘ぐりたくなるが……。さまざまな想像ができてしまうだけに、美汁源ブランドのダメージは大きそうだ。


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