中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月02日
タイトルなし / yijuichen
■ニジニで一年中手に入る白菜
ニジニ・ノヴゴロドでほぼ一年中手に入る野菜といえば、「白菜」です。ソ連のときは、少なくともシベリアでは白菜は絶対に見かけない野菜でした。今は普通にスーパーの棚に並んでいますけれども、китайская капуста(中国キャベツ)と呼ばれることもあればпекинская капуста(北京キャベツ)と呼ばれたりкитайский салат(中国サラダ)と呼ばれたりします。名称が安定していないところを見ると、やはり白菜がロシアに入ってまだ日が浅いでしょう。
妹がニジニ・ノヴゴロドに遊びに来たときのこと。「スーパーに行ったら白菜を買ってきてね」と私がお願いすると、「どういうやつだったけ?」と聞かれてしまいました。妹はとても料理上手なのですが、作っているのはロシア料理が多くて白菜をまったく使わないそうです。
■生白菜をちぎってムシャムシャ……
会社でのランチ。あるロシア人同僚のお弁当はソーセージに生白菜の葉っぱ。長い葉っぱを手でちぎりながら食べるから、タチアナはびっくり。
「火を通したりしないの?」と聞くと、
「この野菜、名前だってサラダ(салат)だし、そんな必要ないでしょ」と言われてしまいました。
他の女の子もうなずきました。
「そうだよ。一度白菜をスープに入れてみたけど、フニャフニャで全然おいしくなかった。やはり、ゆでたり煮たりするなら、キャベツだよ。白菜は生で食べるものだ」