中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月10日
「泥棒の暗号」とは、いわゆるマーキングのこと。日本でも訪問販売業者や空き巣の皆様が活用している。表札付近にシールやアルファベットを書き込み、家族構成や訪問販売の話を聞いてくれるかどうかなどの情報が一目でわかる目印としている。
(関連リンク:「マーキング手口」賃貸博士)
さて、成都市警察が公表した17種類のマーキングは以下のとおり。
日本と比べると、グラフィカルというか、絵になっているのが特徴的だろうか。これをマンション入り口に書くのは結構骨が折れそうな気もするのだが……。
もう1点、気になるのが中国独特のマーキング。すなわち「家族に政府関係者あり」だ。ここに泥棒に入ると、警察が本気で捜査する。だから絶対に荒らしちゃダメだというメッセージなのだろう。
日本では、わざと自宅入り口にマーキングしておいて業者や泥棒を寄せ付けないというテクニックがあるが、中国でも可能だろうか。その場合、「金目の物なし」「犬に注意」、そして「家族に政府関係者あり」あたりを書いておけば完璧だろうか。