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2011年12月10日
普天堡電子楽団(wikipedia)
普天堡電子楽団(ポチョンボでんしがくだん)は、1985年に結成した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の音楽ユニット。正式名称は普天堡軽音楽団。
金正日総書記の指示により1985年6月4日発足した。
極めて閉鎖的な体制をとる北朝鮮では最先端を行く音楽グループであるため若年層を中心に高い人気を誇る。
ユニット名の「普天堡」は1937年に金日成主席率いる抗日パルチザン部隊が両江道普天堡の駐在所などを襲撃した「普天堡の戦い」にちなむ。
聯合ニュースは2007年、『普天堡電子楽団の音楽活動が北朝鮮の民族情緒にふさわしくないと保守的な老年層からの批判があり現在は既に活動を中断しメンバーらは事務所に顔を見せているもののほぼ解散同様の状態にある。』と報じた[1]。
2008年に朝鮮新報が同楽団の新たな創作活動について報じており[2]、YouTubeにも新たな歌曲が投稿されていることから現在も活動を継続しているものと見られる。なお2004年に第152集まで発売して以降、長らくCDのリリースが途絶えていたが、2010年には新作のCDが多数リリースされ、第168集まで発売されている。
また、普天堡電子楽団は1991年9月に来日し、日本公演が行われている。