中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月13日
ゆらゆら解散から1年半。ついに復活した国分寺の「妖怪」。PVアニメーションは坂本氏本人が製作したものだそうです。
zelone record(公式ウェブサイト)
【インタビュー】
坂本慎太郎| インタビュー(LIQUIDROOM)
── でも、それをメッセージとして、その部分を出しているわけではないというか。
坂本 いま聴きたい歌詞がある曲って言った場合に、現実を忘れるような、現実とは全く関係のない夢みたいな歌とか、現実離れしたことを歌う、逃避するための曲は聴きたくないと思ってて。そうかと言って、現実がいかにひどいかとか、そういうことをもう1回聴かされるような曲も聴きたくないし。絶望感みたいなものを抱えながら、音楽を聴いてるときは楽しくなりたいみたいなのがあるじゃないですか、そうしたときにいちばんしっくりくる歌詞っていうところで、自分のなかでこんな感じかなと思って。前向きな曲というか、がんばろうみたいな、力合わせてとか聴いたら、俺は聴いてると逆に落ち込んじゃうし……。でもなんもなかったことにするのも嫌だし。
インタビュー:坂本慎太郎SPECIAL INTERVIEW(CDJournal、2011年11月17日)――解散前後は何をしてましたか?「最初はなんにもやってなくて。あ、テトリスをずっとやってました(苦笑)」
坂本慎太郎 『幻とのつきあい方』(TOWER RECORDS ONLINE、2011年11月18日)
「ポップスと言っても曲調とか新しいリズムから作るんじゃなくて。例えばドラムはシンバルも入ってなくてサスティン(音の伸び)も入っていない。バスドラとスネアとハットのタイミングがドットのようになっていて、そこにコンガが入って、ミュートされたベースとヴォーカルが対になって入ってくるという、それだけで成立しているポップスというのをやりたかった。それも誰かの手があまり入らないような、よりパーソナルなもの、ライヴ感がない密室的なものにしたかったんです。だから、ドラムとかパーカッション、コーラスを除いて演奏はほとんど僕がやりました」。