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焼身自殺者プンツォの遺書「人々は敵を怖れ逃げ惑う哀れな動物」(tonbani)

2011年12月14日

■焼身抗議し死亡したテンジン・プンツォ氏の遺書■

*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


20111214_チベット_焼身自殺_遺書

2011年12月1日に焼身抗議を行い、6日に死亡した元カルマ僧院僧侶ロンツァ・テンジン・プンツォ氏の遺書་がチベット亡命議会のサイトに発表された。

遺書は4種ある。遺書の中には「カルマ僧院の僧門に張って下さい」と書かれていたものもあったという。(一部難解な詩偈の部分は意訳させて貰った)

「焼身抗議者は異常性格の持ち主」中国官制メディアが報道―チベット(tonbani)

(1)チベットをチベットたらしめている仏教の教えを、その正しい見解とともに保持するカルマ僧院の見者(僧院長)ロトゥ・ラプセル師とナムセ・ソナム師、及び全ての僧侶、尼僧が拘束され、むち打たれている今。カルマ僧院の子弟に関係する私は、苦しみの内に死を選ぶ。チベット人としての誇りを持ち続ける愚生テンジン・プンツォ記す。

(2)自他交換の法友たちよ。仏法を保持する賢者2人と僧侶、尼僧たちのことを思ってほしい。宗教を否定する独裁政権をどうして信頼できよう。テンジン・プンツォ記す。

(3)カルマ僧院の法友たちよ。戒定慧を備えた見者と僧侶、尼僧のことを思うと生きる意味を失う。みんな立ち上がろう!世の人々は世間の八法に侵され、敵を怖れ逃げ惑う哀れな動物の如し。取るに足らぬ今生にも縁起の法はある。導師ブッダシャカムニに祈りを捧げる。苦しみに凌駕される愚生テンジン・プンツォが記す。

(4)チベット全土と今年のカルマ僧院の受難を思うとき、私はこの世に留まることができない。

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*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。


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