中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月15日
*土豆網、テレビ東京特設ページ。
今回は中国オタクの反応の紹介ではなく、複数の質問をいただいている「テレ東の中国でのアニメ配信についての続報は?」「中国ではアニソンライブや同人イベント以外のオタク系イベントはあるのか?」ということについての情報紹介を少々やらせていただきます。
■配信作品のラインナップ公開
まず、テレビ東京が「NARUTO」「BLEACH」「SKET DANCE」を中国の大手動画配信サイト「土豆」(tudou)で中国語字幕での即日配信を行うことについてですが、先日他の配信作品のラインナップも公開されたそうです。下記が土豆の特設ページです。(日本からは動画が見れないようになっていますが)
日漫独播劇場 視頻 播客 個人多媒体(土豆網)
「土豆」で配信される日本で放映中の作品は、「NARUTO」「BLEACH」「SKET DANCE」の他に、「銀魂」、「侵略!?イカ娘」、「君と僕。」、「プリティーリズム」、「gdgd妖精s」のようです。
■「銀魂」の配信は衝撃的
この中で、中国オタク的に衝撃が大きいのは「銀魂」ですね。「銀魂」は中国オタクのディープな層からの人気も高く、「NARUTO」「BLEACH」をライトな人間が見るものとして軽く扱っているような層からの評価も高いです。
中国の日本のアニメのファンのほとんどが「NARUTO」「BLEACH」「銀魂」の3作品のどれかは見ていますし、この3作品を押さえるということは中国の日本のアニメのファンのほとんどをカバーできるということでもあります。
それに加えて既に日本での放映が終わった作品の視聴も可能となっているようで、これも結構大きいかもしれません。
■上級者向け作品も……
ちなみに、なぜ「gdgd妖精s」という上級者向け(?)な作品が配信されるのかということについては私も分かりません。「gdgd妖精s」のファンになるような層って中国オタク内にどれだけいるんでしょうかね?
中国オタクで声優ラジオを聴いているようなのは少ないですし、あの番組のノリやアフレ湖等のネタが通じるのかどうかかなり気になってしまいます。しかし、もしもこの作品が中国でウケるなら新たな中国オタク層の開拓になりそうな気も……。
■中国にアニソンライブはあるのか?
次に「中国ではアニソンライブや同人イベント以外のオタク系イベントはあるのか」ということについてですが、最近教えてもらった、2011年12月10日に行われるという「NICONICO KARAOKE LIVE in 北京 動漫歌曲合戦・冬の陣」がちょっと面白そうです。中国のニュースサイトの記事(178動漫頻道)でもポスターの画像つきで紹介されていますね。(*当記事は2011年12月5日に執筆されたものです。)
*178動漫頻道の報道。
このイベントは、当ブログのネタ元としてもお世話になっている中国のオタクサークル「次世代」が主催している中国オタクによる「アニソンカラオケ大会」で、既に何度か開催されている恒例のイベントだそうです。
そして今回は名前にもある通り「ニコニコ動画」との連動で行われるそうです。さすがにニコ生で実況とはいかないようですが、後日ニコニコ動画のコンテンツとして提供される予定だとか。
このイベントは中国の歌い手さんに加えて、日本のニコニコ動画の有名な歌い手さんも1人シークレットとして参加されるそうで、現在公開されている曲目は
ハレ晴レユカイ(涼宮ハルヒの憂鬱)
virgin suicides(鏡音レン)
完璧ぐ~のね(FAIRY TAIL)
世界が終わるまでは(SLAM DUNK)
Just Be Friends(巡音ルカ)
眼鏡をはずす夜(テニスの王子様)
Mind As Judgment「CANAAN」
moon(∀ガンダム)
Don't Wanna Lie(名探偵コナン)
勇気100%(忍たま乱太郎)
からくりピエロ(初音ミク)
番凩(ボーカロイド)