中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
以前は人気度調査をお届けしましたが、2011年第3四半期中国タブレット市場の販売台数と市場シェアが易観国際から発表されたのでお伝えします。
<中国タブレット市場>iPad首位を堅持=平均価格下落、庶民にも手が届く!?(11年第3四半期)(osschina)
■タブレットPC販売台数
2011年第3四半期の中国でのタブレット販売台数は157万台。増加は続いていますが、前年同期比の伸び率は第1四半期の32.5%増、第2四半期の39.0%増から、8.6%増にまで落ち込んでしまいました。落ち込みの原因としては、中国のタブレットPC販売台数のうち約半分を占める香港、海外の輸入モデルが伸び悩んだことに起因するとの分析です。
■タブレットPC市場シェア
続いては市場シェアです。
依然として苹果(アップル)が71.8%で圧倒的なシェアトップの位置にいますが、前期と比較するとシェアを3.39%ほど落としています。以前紹介した人気度調査でも、7月から9月にかけ徐々に人気を下降させていましたが、その辺の影響が出始めているのでしょうか。
続いて2位には中国国内メーカーの壹人壹本(E人E本)が5.7%でつけ、3位には华硕(ASUS)を僅差で抜いた三星(サムスン)がつけています。壹人壹本(E人E)は最近「手書きコンピュータ(手写电脑)」と銘打ったT4(Android 2.3搭載)を発売しており、人気も高いようです。今後もシェアを伸ばしていくのか、注目が必要かもしれません。
*壹人壹本(E人E本) 手書きコンピュータ T4(Android 2.3搭載)。
情報元:易観国際1、易観国際2
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*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。