中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年12月22日
■LIVE
ロシアのロックなりエレクトロニカなりを聴いていていつも思うのが、その楽曲の節々から湧き出てくる「アク」。(あくまでごく私的な感想です)
「やりすぎ」ともまた違って、「田舎臭い」に近い(モスクワは大都会)。とはいえそれも違う。やっぱりアクです。アクというのが一番しっくり。
なんというか、たいそうなレシピに乗っ取ってちゃんとしたフレンチを作ってみたけども、最後に「やっぱ一番の好物のナターシャお婆ちゃんが作ったボルシチ、上からかけちゃえっ!」というような……。(すいませんだいぶ違います)
80sオマージュというバンドスタイルですんで、懐かしさ満点な雰囲気はもちろんとして、このTesla Boyもその典型例かな、と。この感じ、欧米のバンドなんかがネタとして醸し出そうとしても絶対真似できないんですよね。なんか違うんです。いい具合に「洗練」されちゃうんですよ。
そう、こちとら本気(マジ)なんですよっ!!
最後に言っておきますが、最高に好きです。
【WEB】
myspace
SoundCloud
【レビュー】
Tesla Boy - Modern Thrills (2010) (repooooort、2010年6月13日)ロシア・モスクワ発、3人組80sエレポップバンドによる1stアルバムです。いやもうほんと、80年代"風"とかではなく、80年代ど真ん中。