• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

「燃えるロボの乗り換えが少ないよ!」最近のロボットアニメに不満の中国人オタク(百元)

2012年01月06日

■中国オタク「最近燃えるロボの乗り換えが少ない」■

*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2011年12月19日付記事を許可を得て転載したものです。


20120106_写真_中国人オタク_フリーダムガンダム

ロボットモノの作品では、搭乗機体の変更やパワーアップは見せ場の一つだと思います。

中国オタクのロボットアニメファンも、そういった新型ロボの乗り換えにはイロイロと思い入れがあるようですが、最近はそういった作品が少ないように思えたりもするようです。先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった「ロボの乗り換え」についてのやり取りを見かけたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

ロボットアニメでは新型ロボやロボのパワーアップというのは非常に重要なポイントだと思う。だが、最近はそういった燃える「ロボの乗り換え」が少ないように思うんだがどうだろう?

確かに最近のロボアニメでは「コードギアス」も「マクロスF」もその辺については微妙だったよな。私が良いと感じたのは「ガンダム00」かな。ただあれもダブルオーライザーはいまいち作中で愛されていないように思う。最終的に刹那が乗るのって最初のエクシアだったし、エクシアはリペアでもカッコイイし。

燃える乗り換えか……アニメ化はまだだけど、「フルメタル・パニック」は良かったね。窮地に到着したレーバテインの強さもさることながら、AIのアルとの再会がスバラシかった。

新型ロボやパワーアップってのは今のアニメだと主流じゃないのかなぁ。「STAR DRIVER 輝きのタクト」のタウバーンとかずっと強かったし。まぁ、あれはあれで「無敵のスーパーロボット」という感じで良かったけど。

最近はアニメが13話、多くても26話になってるから新型ロボ出すの難しいんだろうね。玩具会社の商品展開が間に合わないだろうし。

「ガオガイガー」みたいなOVA展開とかでなんとかならないかなぁ。ジェネシック・ガオガイガーの登場は燃えた。

新型は難しいかもしれないが、「エウレカセブン」のニルヴァーシュみたいなパワーアップ表現ならいけるのではないだろうか?知恵や経験で勝利するのもいいが、やはり主役ロボにはピンチをパワーアップで乗り越える話が欲しい……

あー、確かに最近そういうの少ないな。私が小さい頃に見た「魔神英雄伝ワタル」の龍王丸みたいな熱い展開が欲しい所だね。

「魔神英雄伝ワタル」は良いよな。私は龍星丸も好き。最近だと「ガンダム00」が乗り換えイロイロあって良かったよね。あと劇場版ではロボどころかパイロットまでパワーアップしてメタル刹那になったのは驚愕した。

自分にとって最高の乗り換えはWのデスサイズヘル。当時の自分はデスサイズが破壊されるシーン辺りからデュオに無茶苦茶感情移入していたし、追い詰められた末に新型のデスサイズヘルを手に入れて大暴れする展開は嬉しすぎた。

乗り換えでなくても、何かパワーアップは欲しい所だよね。エヴァとか初号機の暴走の他にもうちょっとパワーアップが欲しかったとか思ってしまう。それだけにスパロボでF型が出たときにはスゴイ嬉しかったっけ。

グレンラガンはあれ、乗り換えとパワーアップどっちだ?燃える展開だからどっちでもOKだが!

そういや逆に周囲が強くなっていくのにずっと最初のロボで通すっていうのはどれくらいあるのかな?私が思いついたのは「機動警察パトレイバー」のAV-98。アレはなんか「主役補正」の大きいロボだったように思う。主人公のロボは基本的にどれも主役になるもんだし、自分でも変な例えだとは思うが。

新しい必殺技のパワーアップがあったりするけど、スーパーロボット系の作品って大体は最初のロボのままじゃないか?ダンクーガとかスーパーロボット大戦だとパワーアップしているように錯覚するが、TV版はパワーアップ要素無しだぞ。

「コードギアス」は面白い作品だったけど、自分の中のロボアニメ好きな部分からはなんとも残念な作品だった。乗り換え「だけ」盛り上がるってのはどうかと……

自分にとって一番印象深いのはSEEDの「舞い降りる剣」のフリーダムだな。あれは非常に燃える展開。あそこ辺りからスーパー系の作品になっちゃったという意見は否定できないが、それでもあの話の盛り上がりはスバラシイ。

フリーダムは良いよね。あのシーンは音楽も良い。ガンダムをイロイロと見た今となっては「SEED」という作品そのものについてはあまり評価できないんだが、あのシーンだけは今でもスバラシイと思っている。

なんだかんだでガンダムシリーズは新型機が出るし、盛り上がるよね。逆にガンダムシリーズで盛り上がらなかった乗り換えってなんだろ?

Zガンダムじゃないか?初登場ではずっとウェイブライダーのままだったし。てかZガンダムって弱くない?万能機という設定は知っているけど、アニメの中では苦戦してばかりという印象。

私の印象のなかでは「08小隊」のEz-8か「DESTINY」だな。08小隊は量産型のマイナーチェンジな上に敵のB3グフの方が活躍しているし、「DESTINY」はどれも緊張感が無い。

ガンダムで燃える作品と言えば「Gガンダム」だと思ったが、よく考えてみるとあの作品の乗り換えシーンは突き抜けすぎてギャグになっているような……シャイニングガンダムが実質ヒロイン状態だし。燃えるのは明鏡止水のパワーアップシーンの方かも。

スパロボαの龍虎王が登場するシーンは燃えるね。あとダイゼンガーとかハイペリオンも。ああいうのがまさに「正しいロボットの乗り換え」だと思うんだが。

テッカマンブレードはスパロボ出たからロボ枠でいいよね?ってことで私はテッカマンブレードのブラスター化を推す。強大な力を得る代償として記憶を失いながら戦うってのに燃えたわ……

スパロボ以外のゲームだと「Sequence Palladium」の隠し機体の入手が印象的だね。ああいう苦労の末に手に入れる高性能機ってのは良いと思う。

ロボのカテゴリではないけど「サイバーフォーミュラ」のニューマシンの登場はどれも良いね。アスラーダのパワーアップはTV版、OVAどちらもカッコイイし、凰呀も非常に燃える展開を生み出した。

とまぁ、こんな感じで。

ロボットアニメにハマる層は中国オタクの中でも濃い人間が多いですし、イロイロな話題が飛び交っていました。ざっと見た感じですが、中国オタク的に思い入れの強いロボの乗り換えは、比較的最近の作品では「フリーダムガンダム」、「レーバテイン」。古い作品では「魔神英雄伝ワタル」の魔神や「ブラスターテッカマンブレード」といった辺りが比較的よく挙がっており、中でも「フリーダムガンダム」の印象は特に強いようでした。



「フリーダムガンダム」は中国オタク的に一番人気のあるガンダムと言われていますが、その人気には「燃えるロボの乗り換え」という点も影響しているのでしょうね。

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

・関連記事
中国オタク「日本では軍事評論家がロボットの強さを論じるらしい」=日本の企画番組への反応―中国オタ事情
中国版ガンダムが日本上陸?!鄭和の女体化漫画登場=角川中国誌『天漫』(阿井)
「トランスフォーマー」×「武侠小説」!異形の中国ロボットアニメ「ロロの冒険記」が熱い
中国人オタク「ガンダムのシャアってロリコン?それとも英雄?」―中国オタ事情

*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2011年12月19日付記事を許可を得て転載したものです。

コメント欄を開く

ページのトップへ