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【速報】再び焼身抗議=集まったチベット人に軍が発砲との情報も(tonbani)

2012年01月15日

■速報:今日再びンガバで焼身抗議 集まったチベット人に発砲負傷者がでる■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の 2012年1月14日付記事を許可を得て転載したものです。



The green team
The green team / faungg


ダラムサラ・キルティ僧院の情報担当である僧カニャック・ツェリンが伝える所によれば、2012年1月14日午後1時半(現地時間)、ンガバ市内で20歳前後のチベット人1人が焼身抗議を行った。俗人のもよう。スローガンとして何を叫んだのか、また彼の氏名や出身地などはいまだ不明だ。

以下、カニャック・ツェリンの報告を伝える14日日付Tibet Timesを引用する。

焼身抗議後、現場にはすぐに武装警官と兵士が多数駆けつけてきた。抗議者を取り囲み、棘付きの棍棒などで殴打した。付近のチベット人が集まり、ある者は抗議の叫びを上げ、ある者は懇願した。チベット人たちは焼身抗議者を奪い返そうとしたが、武警と軍隊の数が多く、奪うことはできなかった。

やがて警官・軍と市民との衝突が起こった。そして俗人2人と尼僧1人が拘束されることとなった。衝突で、年輩女性1人が瀕死の重傷を負ったとも伝えられている。集まってきたチベット人俗人、僧侶、尼僧の数は増え続け、現地の緊張は高まった。

その後、軍は装甲車を群衆の中に突入させ、多くの人が倒されたという。また軍は群衆に向かって無差別発砲したとも伝えられている。少なくとも若者1人と女性1人が撃たれたとある目撃者は話している。また多くの人が、顔を血で真っ赤にした女性を目撃している。

事件後すぐにキルティ僧院の門は閉ざされたが、大勢の僧侶が現場に集まっているという。また他の僧院や周辺地域のチベット人も集結しつつある。一方で武装警官や軍も集結。双方の人数は増え、緊張はさらに高まりを見せている。

追記:
他のレポートによれば、焼身抗議の男性はその場で武装警官たちに殴り殺されたともいう。また、発砲により死亡した者もいるともいうが、いずれも現時点では未確認である。

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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の 2012年1月14日付記事を許可を得て転載したものです。  

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