中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年01月19日
僕是小宝宝♪♪ / 凌智(LingZhi)-Suzuki-
■産褥期の過ごし方
昔の日本もそうだったのかもしれないが、 中国では「座月子」の女性はやっていけないことリストがずらり。静かに1か月を過ごさなければいけない。
「座月子」で検索すると、中国で出産した日本人女性の体験記ブログがごろごろでてくる。地方によっても違いがあるようだが、水を飲んではいけない、毎日栄養スープを飲む、入浴・洗髪禁止、家事など一切やってはダメなどなどの決まり事があるのだとか。他のことはともかく、1カ月間入浴禁止は相当に厳しそうだ。
■月子センター
そんな中、超ゴージャスな施設で楽ちんな「座月子」ライフをエンジョイしませんか、と登場したのが「月子センター」。 2012年1月6日付深圳新聞網によると、同氏には8カ所もの月子センターがあるという。香港に隣接している地理関係が要因だ。お金持ちが香港で「越境出産」した後、深圳に戻ってゆっくり「座月子」するのだとか。
お値段は安くて2万元(約24万円)、高いところで33万元(約396万円)だという。 医師、看護師、漢方医、栄養士完備は当たり前。さらにはヨガのインストラクターがいたり、エステもあったりとパーフェクトなサービスが用意されている。とはいえこの値段は高すぎではとも思うのだが、予約でいっぱいの状態だとか。今年は辰年ということもあって出産ラッシュになることも影響しているらしい。「龍の子孫」中国人だけに縁起を担いで、辰年生まれの子どもにしたいというわけだ。
■月1200万円の施設も?!
月400万円のサービスはお高すぎると思っていると、19日付華商報は「上海には月38万元(約456万円)の月子センター」があるぞという記事が。 タレントご用達の施設で、五つ星ホテル顔負けのゴージャス空間で、夫婦子どもそろっての「第二のハネムーン」がエンジョイできるとの触れ込みだ。
他にも「月100万元(約1200万円)ってところもあるらしい」という記事もあった。なんとかして中国の富裕層からかっぱいでやろうと考えている企業家はごまんといると思うが、なるほど、人生の一大事、出産ともなれば、自然と財布のひももゆるくなろうというもの。高級産婦人科、家政婦、早期教育幼稚園などはよく話題になっていたが、伝統の風習「座月子」に目を付けた見事なビジネスかもしれない。
なお台湾では以前から月子センターが存在していたという。現代都市ライフの普及とともに、昔ながらの親に頼る座月子が難しくなってきたというのも背景にあるのかもしれない。とはいえ、金額を見るに一般人ではとても手が出せそうにないが。
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