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2012年01月26日
2枚目の写真だと思うのだが、滑走路に空母を想定したスキージャンプ台が設置されているとのこと。私にはどれがジャンプ台なのか、よくわからないのだが……。
J-15はロシアのSu-33をもとに開発が進んでいる中国の「国産」戦闘機。ロシアがSu-33を売ってくれなかったので、ウクライナからSu-33原型機のT10K-3を購入して解析したという。ちなみに中国初の空母「ワリャーグ」もウクライナ経由で購入したものである。
正直、この新写真がどれほど重要な意味があるのかさっぱりわからないのだが、環球時報、CCTVネット版が記事を翻訳、転載している。人民解放軍は自国メディアにも写真を提供してくれないらしい。CCTVネット版には複数の写真が掲載されているが、ビジネス・インサイダー掲載の写真以外には「ネットユーザー撮影」などというキャプションがついている。中国には相当数の軍事オタがいて、危険を顧みずに新型機の写真を撮影することに命をかけている。
なおビジネス・インサイダーによると、超ハイペースで開発が進んでいるJ-15だが、実戦配備は早くとも2016年になる見通しだという。昨年、空母ワリャーグの試験航海を実施したが、練習艦として真価を発揮するにはまだ自艦が必要といえそうだ。
気になるのは中国国産空母が現在、建造中という噂。J-15配備前に完成しそうだと伝えられているが、なんだか少しもったいないように思うのだが……。
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