中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年01月27日
あえて卑俗な譬え話を用いれば、筆者のなかでの中国の位置付けとは、美人で会話も楽しいが素行と性格に関してはちっとも関心できない、昔なじみの女友達に近いものがある。(…)(他人から)「あの子かわいいよね」、と言われると、「痛い目にあうからやめとけ」、と言いたくなり、でも「あいつ人間の屑だ」、と言われると事実であるにも関わらず「お前あいつのどこがわかるんだよ」、と言ってしまう
第一は中国様の嫌がることは言わずご機嫌を撮りながら利益を・恩恵にあずかる。古いタイプの知識人に多い日中友好派。
第二はある程度距離をおくべき。慎重派。
第三は相手の嫌がることでもいうべきことは言いながら深く中国に関わる。小泉元首相のようなタイプの方が中国から一目置かれた。
日本は中国と一定の距離を置いてほどほどに付き合ったほうがよい。戦前の第日本帝国の失敗も深入りしたために、多くの領土を失い、国のあり方を変えることになった。
(1)脱亜的中国批判-中国は必ず行き詰まる、アメリカのような信頼されるパートナーとの関係を強化した上で付き合うべき、という考え
(2) 実利的日中友好論-中国の発展や相互の経済関係の深化は日本の利益になる、歓迎すべきであるという考え
(3)新中国との連携論-中国は将来的に行き詰まることは確実だが、政府に抵抗する勢力があり、そこと連携していくべきであろうという考え
中国に日本人としての理想を投影して相手側の動向に一喜一憂しない。中国や中国人を必要以上に蔑視し、思考を停止しない。中国を日本の価値観の延長線上にある国ではなく「ただの外国」だと考える。
実利的日中友好論が5割残り5割は自分の価値観を反映したりはしないただの研究対象としての外国