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「遊戯王カードに120万円?!」日本のコレクターに驚く中国人オタク(百元)

2012年01月30日

■中国オタク「遊戯王カードに120万円!?日本の遊戯王カードの価値は作品内と同じなのか!?」■

*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年1月10日付記事を許可を得て転載したものです。 


20120130_中国_オタク_遊戯王


■ゲームのレアカードが120万円?!

先日、ヤフーオークションで遊戯王のレアカードが120万円を超える値段で落札されたそうです。この件について詳しくは以下のサイト様の記事などをご参照ください。
(関連リンク:「遊戯王のレアカードがヤフーオークション120万円超で落札」(萌えオタニュース速報)、「遊戯王のレアカードがヤフーオークション120万円超で落札」(やらおん!))

「遊戯王」は中国でも一時期非常に高い人気となった作品で、今でも根強いファンやコレクターが存在します。遊戯王のパチモンカードがかなり流通したり、学校のクラスが遊戯王一色に染まっちゃったりしたなんてこともあったそうです。

そういったことから遊戯王のカードというのは中国オタクの間でもかなりイメージしやすいトレーディングカードなのですが、それだけにいくらレアカードでも120万円というのには驚いたようで、中国のソッチ系の掲示板でも話題になっていました。

そんな訳で今回はその辺についてのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの反応

日本のネットオークションで遊戯王の世界大会での賞品となったカードが出品され、120万999円で落札されたらしい。日本の遊戯王カードの価値がまたスゴイことになってるな。

人民元だと10万元くらいか。コレクターアイテムとして考えると低いのかもしれないが、遊戯王カード1枚と考えるとすげぇ高いよな。

遊戯王カードに120万円!?日本の遊戯王カードの価値は作品内と同じなのか!?
 
デッキやセットとかならこれより高いケースがあるかもしれないが、1枚のカードとなると最高クラスの値段なんじゃないか?まさか遊戯王でこんな値段のカードが出るなんて……。

すげぇ……これ、買ってるの海馬社長とかじゃない?

マジック:ザ・ギャザリングでも高いのが大体2~3万元くらいじゃなかったっけ?カード1枚の価格としては破格かもしれん。てか遊戯王だと確か200万円超えの値段が付いたのが前にあったような……。

遊戯王って俺も小さい頃ハマっていた作品だし、アニメや漫画も追っかけててカードも集めていたから、こういう値段が付くとなんだか不思議に感じてしまう。

NBAのトレーディングカードなんかも結構高くなったりするけどここまでは上がらないよな。しかもこれ、オタクアイテムだろ?何でこんな値段になるんだよ。

こういう取引をする人間の金銭感覚や価値体系ってどういうことになってんだろうなぁ

俺が1年働いても買えない価格だ。トレーディングカードの世界って恐ろしい。最近オタク系のアイテムの収集に手を出すようになってきているが、そっちにだけはいかないようにしよう。

こんな金があるなら、それで普通のカードを揃えて強くした方が良いんじゃないかと思ってしまう俺は初心者なんだろうなぁ。

希少な品だから高くなるってのは理解できるが、この額はさすがに想像を超える。遊戯王カードとか、昔は海賊版のヤツが出回りまくっていたから余計にそう思ってしまう。

俺も昔は結構カード集めてたけど、どれもパチモンだったな。もし現実に海馬社長がいたら怒られるだろうなーとか子供心に思っていたっけ。

こういうニュースを聞くと、カードゲームはともかくTCGがウチの国で微妙に流行らない理由が何となく理解できる。ウチの国では海賊版が出るからカードに希少性としての付加価値をつけることが難しいし、その価値を評価するプレイヤー層も形成され難いんだよね。

俺はずっとカード界ってトンデモナイレベルのマニアがいるとは思っていたが、そのイメージは間違っていなかったわ。

たった1枚のカードにこんなに金払うのかよ!こりゃ幾らなんでも理解できん。日本人の使う金って、俺達の使う金とは違うものなんじゃないかと思えてきた。

これって日本のオタクがちょろいのか、それともこれだけの金を出したいと思う人間がいる市場に育てた会社がすごいのか、どっちなんだろう……。

自分が昔ハマっていた遊戯王カードってのが余計に違和感あるよ。あれに給料何ヵ月分をつぎ込むなんて勇気は自分にない。

それにしても遊戯王って取引価格が他のトレカに比べて高いという印象がある。なぜああも値段が上がるんだろう?

遊戯王って高いカードが「強い」んだよ。他のカードゲームだとコレクションとしての価値と強さは必ずしも一致しないんだが、遊戯王はレアで高価なカードが普通に強いカードだったりする。

でも、この120万円のカードって別に強いわけでもないよね。そこは不思議。オタクがどうしても欲しかったとかなのかな。

ウチの国でもネトゲのキャラや装備が高額で取引されているけど、あれは自分の強さを見せびらかしたりできる実用品だし、転売も可能な投資商品でもあるしね。このカードの件とは違うように思う。

案外美術品への投資と同じような感覚だったりするのか?それなら理解できなくもない。

でも、遊戯王カードって値上がり期待するのは難しいと思うんだが。元になった作品がいつまで続くか分からないし、今後の値上がりを期待できるとは思えんぞ。

やはり、これは自分のコレクションに入れて観賞するというのが目的なのかなぁ。

この値段だともう子供のゲームやオタクグッズって感じがしない。正直ここまで来ると、美術品やオタクと関係ないマニアの世界の話で、お金のある人だけが手を出せるコレクションって感じがしてくるよ。

とまぁ、こんな感じで。


■「遊戯王」人気は健在なり

中国オタクの面々も、コレクターズアイテムが高値で取引されているのは知っていても、自分達が昔かじったことのある「遊戯王」でこの値段が出るというのが、あまり現実的に思えないようでした。

「遊戯王」は昔中国で大人気になっていたことから、今の中国オタクの主な世代にとっては実質的にカードゲームの入門作といった存在になっている模様です。

最近の中国では、カードを使った人気ゲームと言えば「三国殺」ですが、「遊戯王」の人気もまだかなりあるようです。アニメの新作には結構な注目が集まっていますし、昔ハマって今でも追っかけているという人も結構いるそうです。


■「マジック:ザ・ギャザリング」が中国で流行しなかった理由

ちなみに、遊戯王以前にもトレーディングカードゲームに関しては「マジック:ザ・ギャザリング」などが中国市場で展開していたそうですが、あまり広まることはなかったようです。

これについてはどこまで本当かは分かりませんが、
 
「当時は中国本土における所得水準がまだ高まっていなかったことやルールが当時の中国のユーザーにあまり受け入れられなかったことに加え、中国でスポーツを管理している体育局との交渉がうまくいかず、広めることが出来なかった」
(中国では囲碁やチェスも頭脳のスポーツとして「スポーツ」の範疇に入っています。囲碁の番組がスポーツチャンネルで放映されたりします)
 
「そしてマジック:ザ・ギャザリングが公式ルートでイマイチうまくいっていない所に、主に海賊版ルートなどで遊戯王が入っていき、中国の子供達の心を鷲掴みにしてしまった」

なんて話を以前聞いたことがあります。

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

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*本記事はブログ「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年1月10日付記事を許可を得て転載したものです。    

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