中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年02月09日
「焼身抗議者は『数』ではない、『人』だ。母や父を持ち、兄弟、親戚がいる。もしも家族の誰かが焼身したとすれば、その家族の悲しみ、苦しみはどれほどのものか!『数』ではない『命ある人』だ」「何百台もの軍隊の車両が自動小銃を持った大勢の軍人を乗せ、チベットに向かっている。我々はさらに多くのチベット人たちが不幸な経験を強いられるのではないかと危惧する」「中国政府がチベット人たちに対し、本当に悲劇的な何かを準備しているのではないかと感じる。だから今、国際社会が介入し、チベットとチベット人への支持を表明することが緊急に求められるのだ」「チベットにいるチベット人たちが中国の占領と弾圧政策により、自らの命を投げ出しているという現実は受け入れ難いことである」「我々はアメリカやヨーロッパその他の国々が(チベットの現状を憂慮する)声明を発表してくれたことを心より感謝する。しかし、我々はもっと具体的な行動を求めたい。チベットに調査団を送り、現状を調査してほしい。軍隊増強について、チベット人の死と拷問について、弾圧の原因について、どうしてチベット人たちが焼身抗議を行っているのかについてだ」「もしも中国政府がチベット問題は暴力と恫喝により終らすことができると考えているとすれば、それは間違いだ。そうはならない。チベット人スピリットは強いからだ。チベット人のスピリットはチベットに自由がもたらされるまで、ダライ・ラマ法王がチベットにお帰りになる日まで強くあり続けるであろう」「今日、こうしてダラムサラに集まりながらも、我々は世界中の人々が今日同様のビジルに参加して下さっていることを知り、これを誇りに思う。アメリカ、カナダ、フランス、イギリス、東ヨーロッパの国々、南アフリカ、南アメリカ、アジアの国々で何百、何千というチベット人とサポーターが集まり、本土チベット人への連帯を示し、命を犠牲にした人々への祈りを捧げた。「我々は決してあなたたちの叫びを無駄にしない。我々は常に犠牲者に寄り添い、人知れず死に行かせはしない」