■政府・公共機関の微博利用が急伸した2011年 政府関連の公式アカウントは5万件超に■*本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年2月13日付記事を許可を得て転載したものです。
■政府機関、幹部のマイクロブログ利用情報産業部の関連部門で電子政府の推進をはかる『
中国電子政務網』が中国の中央、地方政府及び公共機関の微博利用状況をまとまめた《2011年中国政務微博評価報告》を公表しました。対象は新浪微博、腾讯微博、人民微博、新華微博の4サービス。政府公共機関の公式アカウントは12月10日時点で計5万561件あったとのことです。

青いグラフが政府や公共機関の組織としての公式アカウント。赤のグラフは共産党・政府組織幹部の個人アカウントです。やはり新浪微博と腾讯微博の2大勢力という構図。両サービスで4万3414件と全体の85%超を占めています。
■警察関連が約半数
アカウントの所属内訳を見てみると組織(上図)、個人(下図)ともに公安(警察)関連のアカウント比率が高いことが分かります。

公安はちょうど1年前に積極利用をしていることを
当ブログでも紹介しましたが、現時点でも半数近くの割合を占めるほど積極的に微博を活用しているようです。
■地域別統計次は政府・公共機関の地域別の統計データです。

こちらは組織としてのアカウント内訳。浙江省が5139アカウントとトップに立っています。

続いて幹部の個人アカウントの地域別内訳ですが、トップは3388アカウントの黒竜江省でした。
各地域でバラツキは目立ちますが、上海が組織 584件、個人 641件と少ないのが目立ちます。例えば北京は組織1323件、個人 1939件です。
■新規ユーザー増加数
最後は月ごとの新規ユーザー増加数を時系列で示したデータです。

組織アカウントはほぼ右肩上がりに月間新規増加が増えており、ピークの9月には1ヶ月で4500件以上新規アカウントが増えています。個人アカウントは3月が突出していますが、同時期はちょうど两会(両会)が開催されており、
当ブログでも紹介したとおり新浪微博でも特集が組まれていたので、その辺が起因しているのかもしれません。
さて、2011年は政府・公共機関の微博活用が進んだ年であったと言って良いかと思いますが、昨年後半からは新浪微博、腾讯微博にそれぞれ特設ページも設けられていますし、2012年はさらに普及していくかも知れません。
出所:
中国電子政務網《2011年中国政務微博評価報告》関連記事:
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