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2012年02月17日

Facebook / _Max-B
■中国の商標争奪戦
中国の商標争奪合戦の熾烈さはよく知られるところ。中国の商標権は先願主義で、使用実績がなかろうが先に申請したもの勝ち。登録後一定期間内に申し立てがなければ、先に登録した者が商標を獲得できる仕組みとなっている。
そのため世界的に話題になったものや、中国に進出していないのに話題になったものはとりあえず商標を押さえておこう、後でお金になるかもと考える野心家たちがごまんといる。
その代表格とも言えるのが「クレヨンしんちゃん」問題。出版社の双葉社は台湾、香港の出版社から「蝋筆小新」というタイトルで翻訳版マンガを出版したが、中国本土では他社に先に申請され商標を失ってしまった。
(関連リンク:「クレヨンしんちゃん」商標を使う中国食品大手が香港で上場へ」MSN産経、2011年12月1日)
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「臉書」 とフェースブック
ネット検閲に阻まれ、いまだに中国進出が果たせずにいるフェースブックも同じ悩みを抱えている。フェースブックにはいまだに公式の中国名がないが、「臉譜」「面書」など比較的定着している訳語もある。ところがこれらの言葉はすでに他社が登録申請済みだという。
うかうかしていると、中国進出が認可された時には使える名前が残っていないという事態もありうる。というわけで、フェースブック社は2006年から計68件もの商標申請を繰り返しているという。申請されたのは「臉書」「飛書博」「飛思博」「翡思簿」「菲絲博克」「THE FACEBOOK」「FACEBOOK」など。また他社の申請についても無効の申し立てを行っているのだとか。
■中国進出を考えるならば……
商標で痛い目にあっているのがアップル社。「中国本土のiPad商標は中国企業が保有している」との一審判決が下り、巨額の賠償金を支払う可能性も浮上した。
(関連記事:iPad世界販売停止の危機=商標を失ったアップル、今度は輸出禁止申し立てに直面―中国)
アップルとしては権利を買い取るか、あるいは中国本土での名前を変えるかという選択を迫られることになるが、さすが中国。すでにaPadからzPadまで「*Pad」系の名前はすべて商標が押さえられているという。
「郷に入っては郷に従え」というが、将来的であっても中国に進出する予定があるのならば、早い段階から商標は押さえておかないとダメというのが中国流スタンダード。やや出遅れてしまったフェースブックだが、いい名前を確保することはできるのだろうか。
なお、フェースブックの中国語訳にはもう一つ、比較的よく知られたものもある。それが「非死不可」(意味は「死ななきゃ許さん」、発音は「Feisibuke」でフェースブックと似ている)。こちらはまだ商標が押さえられていないようなので、最悪の場合はこの大胆すぎる名前を使うことを検討してもいいかもしれない。
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