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【チベット】お茶していたら逮捕された=発砲事件後学生への監視強化(tonbani)

2012年02月22日

■セルタで教師・生徒、拘束■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年2月21日付記事を許可を得て転載したものです。


Thousands of Students in Chabcha Township Protest
Thousands of Students in Chabcha Township Protest / SFTHQ
*写真は2010年10月21日、青海省海南チベット族自治州共和鎮でのチベット人学生の抗議デモ。関連リンク:AFP

■情報封鎖続くセルタから届いた報告

カンゼ(四川省カンゼ・チベット族自治州)のダンゴ、セルタでは、2012年1月、チベット人の抗議デモに対して警察が発砲、死傷者が出る事件が起きた。以来、電話など通信遮断が続いており、現地情報はほとんど伝えられていない。そうした中、セルタの現状に関する貴重な報告がチベット亡命政府に伝えられた。 2月21日付Tibet Timesが伝えた。

報告によると、24日の抗議デモ及び発砲によって死亡したのは2人。うち1人はダワ・ダクパという名前だと伝えている。報告により、従来の情報が確認されたことになる。またセルタ県チュトゥのラマ(高僧)、ヌップセルのペマを含む4人が重傷を負ったという。


■チベット語普及に努める教師拘束

また24日午後9時頃、アガン・ツルティムという学校教師が連行されたという。翌25日には自宅が家宅捜査され、パソコンや写真、書籍等が押収された。

アガン・ツルティムはンガバ(四川省アバ・チベット族自治州)の出身だが、セルタで長年教師を続けていた。2008年、教え子たちと共に「来たるべき母語の会」を結成。夏休みに生徒を連れて遊牧民を訪ね、「文盲をなくす運動」を行っていた。また経済的な理由で学校へ行けない子供たちを集め、チベット語を教える活動も行っていた。

セルタの地方ラジオ放送は拘束のニュースを伝え、「アガン・ツルティムはダライ・ラマや亡命側の組織と関係を持ち、普段から違法な政治活動を行っていた」と報じている。最近、アガン・ツルティムの友人が食べ物を差し入れに拘置所を訪ねたが、差し入れも面会も許可されなかった。後にカンゼのダルツェドに送られたとも伝えられるが、現在消息は途絶えたままという。


■学校や生徒への監視強化

報告によると、最近では僧院だけでなく学校でも監視が強化された。教科書や教師、生徒の言動に当局は目を光らせている。チベット人生徒が母語擁護、民族意識向上などの話をしたことがばれると、警察に呼び出されることすらあるという。

一例としてこんな話が伝えられている。先日、セルタ市街地の喫茶店で5人の生徒がお茶をしていた。突然、警官がやってきた。携帯に記録されている写真までチェックされ、ダライ・ラマ法王の写真が入ったペンダントを身につけていることを発見し、全員を警察署に連行したという。

発砲事件以来、セルタ市街地には保安部隊約5000人が常駐。いたるところで検問がしかれている状況だ。商店も午後7時までに閉店するよう強要されている。

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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年2月21日付記事を許可を得て転載したものです。 

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