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2012年02月24日
中国人民の感情を傷付けることは許さない人民日報、2012年2月23日南京大虐殺を公然と否定した、日本の河村たかし名古屋市長は良識に欠けているだけでなく、無知である。この人は中国人民の感情を激しく傷付ける言動に対し謝罪を拒否したばかりか、南京と友好関係は変わらないと厚顔にも宣言している。中国人民は世界各国の人民と友好関係を持ちたいと願っているが、友好には原則がある。歴史を忘れることは裏切りに等しい。歴史の事実をあらそうというのは、正義と邪悪の対決である。民族尊厳にかかわる歴史問題で、中国人は曖昧にするつもりは全くない。中国政府と南京市はすでに厳正な立場を表明した。多くの中国ネットユーザーが怒りをあらわにし、河村たかしを「招かざる人間」とするよう続々と呼びかけており、名古屋旅行をボイコットするよう主張している。一市長として、河村たかしが正式な公務の場で発表した発言は個人の行為などではない。中国の民衆がこのような下劣な市長に怒りをあらわにすることは理解できる。報道では、21日夜、名古屋市は80件の「市民の意見」を受け取った。55件は賛同を示すもので、25件は反対するものだった。2つの数字の絶対数は世論調査の根拠となるような数字ではないが、河村たかしの口から出まかせに他人を非難する発言は、日本では個別の現象ではなく、社会に一定の基礎を持つ。日本は国家として、侵略に対する徹底した反省に欠け、心からの贖罪は完全ではない。世界各国のこうした見方は、歴史教科書を修正し、靖国神社参拝などの事件で強化され、河村たかしとその支持者は国際社会をさらに不安にさせている。日本が起こした侵略戦争の歴史的真相を否定することは、中国人民の感情を傷付け、代償は必ず払わせなければならない。また、中日関係の現在と未来にも責任を負わなければならないのだ。