■中国3G携帯電話市場レポート メーカー別人気調査ではサムスンが首位に■*本記事はブログ「Android/OPhone雑記」の2012年2月27日付記事を許可を得て転載したものです。
■メーカー別人気調査オンライン調査データを提供するZDCから2011年1月時点の「
中国3G携帯電話市場レポート」が発表されました。まずはメーカー別人気調査を見てみましょう。
本調査は昨年10月以来久々の発表。というわけで大きく様変わりしています。首位を走り続けていた诺基亚(ノキア)は13.6%と3位に後退。1位は三星(サムスン)で22.6%、2位はHTCで14.7%という結果になっています。
上位として出て来る6社の顔ぶれはほとんど変わらないのですが、同調査の紹介を開始した当初の
2010年9月度のデータではノキアが42.2%で1位、サムスンが12.2%で2位といった形でしたから、
先日の実売データと合わせてみてもノキアの苦戦は明らかですね。
■機種別人気調査
続いては機種別の人気調査です。
サムスンのGalaxySⅡ(i9100)が首位に立ち、iPhone4S(16GB)、GalaxyACE(S5830)という順に続いています。その他としては魅族M9や小米M1などがランクインしている他、面白いところではサムスンのGalaxyNote(i9220)などもランクインしています。
■価格帯別人気調査
続いては価格帯別の人気調査です。
1001~2000元の価格帯が一番人気が高く33.9%を占めており、続いて2001~3000元が26.0%、3001~4000元が18.2%、1000元以下が8.5%といった感じになっています。
安ければ安いほど人気が高い、という訳でもないようで、3G携帯イコールほぼスマートフォンだといえると思うのですが、安いだけでなくそこそこの性能というのも求めている結果となり、1001~2000元くらいの価格帯がちょうど良いバランス地帯、といったところなのでしょうか。
■通信方式別人気調査
続いては3G通信方式別の人気調査です。
中国聯通(チャイナ・ユニコム)が採用しているWCDMAが78.5%と圧倒的な人気です。通信品質や速度なども加味された結果なのかは分かりませんが、iPhoneやAndroid端末でもWCDMAを採用している人気の海外モデルが多いことから、WCDMAの人気が高くなっているというのも大きな要因ではないかと考えます。
今後は中国電信(チャイナ・テレコム)からもiPhone4Sが発売されますし、同調査結果がどのように推移していくのかに注目したいところです。
■メーカー別機種数調査
さて、最後は主要携帯電話メーカーが中国で流通させている機種数のデータです。
2012年1月時点の市場流通機種数で3G端末に限った数字ではないようですが、トップのサムスンは実に168機種、2位の中兴(ZTE)が136機種、3位のHTCが111機種を市場に投入しています。ZTEや华为(Huawei)は例外かもしれませんが、市場流通機種数と冒頭に紹介した人気度は相関関係がありそうですね。
さて、今後iPhone4Sの中国電信ので発売やNokia+WindowsPhoneの動きなど興味深い動きもありそうで、2012年も目が離せない展開が待っていそうです。
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