中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年03月02日
ソーシャル系ビジネスの分析やコンサルティングを業務とするCICが、「ソーシャルメディア構造概要@中国2012」というインフォグラフィックを公開しました。
中国のソーシャルメディアサービスを、23に分類して紹介している一覧図です。一番内側の円には同ジャンルで世界的に有名なサイトを掲載。その周囲に中国のサービスの配置し、その外側にジャンル名、そして一番外側に大カテゴリーを表記するという構造になっています。
大局的に中国のソーシャルメディア業界を理解するには非常に有用なツールです。2010年から毎年リリースされています。今年は23ジャンルが掲載されています。2011年版は18ジャンルでした。Pinterestが該当する「社会化電子商務」(ソーシャルコマース)や「企業社交」(企業内ソーシャル)など5ジャンルが追加されました。
下図は2010年から2012年の表を一覧にしたもの。比較すると新たな人気サービスが一目瞭然です。
また2012年版から英語版も提供されています。各ジャンルの英語表記、中国語表記の比較資料としても便利です。このインフォグラフィックなのですが、Piterest類似サービスを展開している『花瓣(HuaBan)』で公開されています。これもまた新たなトレンドを感じさせますね。
関連記事:
「2011年は微信元年」1年で5000万ユーザーを獲得!飛躍する中国ウェブサービス「微信」
【同じ穴のムジナ】中国企業が他社のパクリに文句を言えない理由=「三国殺」裁判の和解から読む―中国
これはお得!米国発人気ウェブサービス「グルーポン」、類似サイトが百花繚乱―中国
*本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年2月24日付記事を許可を得て転載したものです。