■アクティブユーザーは2億4900万人

市場調査・コンサルティング会社の易観国際が『2011年第4四半期中国ウェイボ観測』を公開し、2011年第4四半期時点での中国微博(ウェイボ)アクティブユーザー数は2億4900万人だったと発表しました。


＊青の棒グラフがユーザー数。黄色の折れ線グラフが前期比増加率。


■急成長は一段落

2010年第1四半期の2100万人と比較すると、2年間でユーザー数は10倍になった計算です。ただし前期比での増加率は18％にとどまるなど伸びも一服した感があり、昨年12月の予測値2億5400万人を下回る結果となりました。

さらに追い打ちをかける結果となりかねないのが実名制の実施。先日お伝えしたとおり、微博の利用に身分証登録が必要となる、いわゆる実名制度が3月16日から各微博で開始されるのでアクティブユーザー数増加率は更に落ち込む、もしくは初のマイナス成長などということにもなるかもしれませんね。

ただ、マイナス成長といっても、いわゆるゾンビユーザーなどが一掃されるという面もあるので、微博サービス自体の質が上がる、というプラスの面があることも確かです。


■政府発表と食い違い？

2億4900万人とはすごい数字ですが、強気すぎる観測ではないかなとも思われます。CNNICが1月に発表した「ユーザー数(=登録総数)」がほぼ同数ということを考えると……。その辺も含め、今後、ユーザー数の増減がどう影響していくのかなどもお伝えしていきたいと思います。

関連記事：
自由の窓が閉じられちゃう？！微博実名制に対する中国ネット民の反応（金浪）
中国人も「ソーシャル疲れ」＝実名制導入前に見えていた微博の陰り
出会い系LBS「飄信」が熱い！2011年中国LBS市場シェアレポート(osschina)

＊本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年3月8日付記事を、許可を得て転載したものです。

（執筆者・osschina）