中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
ブランド価値評価を業務とするBV4社が"The Most Valuable Social Media Brands 2012"と題したソーシャルメディアサービスのブランド価値ランキングを発表しました。
上図はトップ10サイト。1位はFacebookで290億ドル、2位はYoutubeで180億ドル、3位はTwitterで130億ドルと続き、その後4位に中国からテンセントのQQ空間が110億ドルでランクインしています。中国からは新浪微博が40億ドルで5位に、腾讯微博が35億ドルで8位にランクするなど合計3社がトップ10入りしています。
下図はトップ30のリストです。
中国からは人人网(Renren)が26.16億ドルで12位、朋友网(Pengyou)が21.93億ドルで14位、开心网(Kaixin)が18.91億ドルで18位、土豆网(Tudou)が15.43億ドルで21位、优酷(Youku)が13.94億ドルで24位につけるなどトップ30に8社ランクインされています。
人人网と开心网は既に正式統合されているので、単純に両者の価値を足すと45.07億ドルになるので、新浪微博抜いて5位に躍り出ますね(^^
今回のトップ30の内訳は米国(US)から16社、中国(CN)から8社、ロシア(RU)から2社、英国(UK)・フィンランド(FI)・ベルギー(BE)・ブラジル(BR)それぞれから1社という形で構成されていますので、中国の強さが際立っていますね……。なお、日本からはゼロ。
1つの偏った見方、と捉えることもできるかもしれませんが、中国のソーシャルメディアが欧米各国でも注目を集めているのは間違いなさそうです。
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*本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年3月7日付記事を、許可を得て転載したものです。