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チベット焼身抗議のまとめ=38人が焼身、うち26人が死亡(tonbani)

2012年04月06日

■これまでのチベット焼身抗議者:グラフとリスト■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年4月5日付記事を、許可を得て転載したものです。 


チベット人による焼身抗議について、南インド・アーメダバード在住の亡命チベット人2世ウゲン・キャプ氏が、グラフと表でまとめているので、若干の説明とともにご紹介したい。
注:以下の図表はチベット本土の33人と亡命チベット人5人、計38人の焼身抗議についてまとめたもの。


■去年3月以降の月別焼身抗議発生件数

20120405_写真_チベット_焼身抗議_1

去年一番多かったのは10月で計6人。今年3月には計11人が焼身し、月別で最大。平均しておよそ3日に1人が焼身したことが分かる。


■年齢別人数

20120405_写真_チベット_焼身抗議_2

全体のちょうど半数、19人が20歳以下である。


■生死等現在の状況

20120405_写真_チベット_焼身抗議_3

死者27人、生存3人、不明5人、入院3人との統計。

ウゲン・キャプ氏は死亡者の数を27人としているが、これは次表33番目のレゴン僧院僧侶Jyangyang Palden(ジャミヤン・パルデン)を死亡者にカウントしているからだ。私は彼が死亡したという報告をこれまでに確認したことがない。よって、これまでに確認された死亡者は内地24人、亡命側2人、合わせて26人と考える。

それにしてもおよそ4人に3人が死亡していることになる。


■焼身抗議者リスト

20120405_写真_チベット_焼身抗議_14

2人目の亡命チベット人Lhakpa Tsering(ラクパ・ツェリン)の焼身については一般にはよく知られていない。同氏は2006年11月23日、胡錦濤主席がインド・ムンバイを訪問した際に焼身した。

地域別ではアムド29人(内ンガバ州23人)、カム4人、亡命側5人。
性別では男性33人、女性5人。
男性33人の内:僧侶19人、元僧侶7人、俗人7人。女性5人の内:尼僧3人、主婦1人、学生1人。

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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年4月5日付記事を、許可を得て転載したものです。  


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