2012年4月、中国大手マイクロブログ・新浪微博のホットトピックに「あなたはどこから性に関する知識を得た？」がランクインしている。

■中国人の7割が婚前性交渉を体験

胡錦濤や温家宝など共産党指導者の重要論文が掲載される雑誌『求是』。同誌を発行している求是社が発行している一般誌が『小康』だ。その『小康』に「性健康体験」というアンケート結果が発表された。中国31省・市、1013人から回答を集めたもの。

アンケートによると、婚前性交渉の経験があるとの回答が71.4％に達している。1994年の調査から比べて30ポイントの増加となった。「いまさらそんなの当たり前」と言ってしまえばそれまでだが、「結婚するまで貞節を守るべし」という建て前がいまだに跋扈し、ネットはともかく、テレビやメディアではお色気がそれなりに規制されている中国では、それなりに驚くことなのかもしれない。

ちなみに中国の法律では男性22歳、女性20歳が法定結婚年齢となっているが、現実に合わせて引き下げるべきとの提案もある。婚前性交渉の実体に合わせて法定結婚年齢を引き下げるべきか、との話もあるようだが、それはとどのつまり「貞操は大事」ということだろうか？


■性に関する知識はどこで知った？

さて、『小康』のアンケートでは性に関する知識をどこから入手したのかとのアンケートも実施された。結果は以下のとおり。

男性
1：ネット、29.3％
2：実践の中で摸索した、22.8％
3：読書、15.6％
4：映画、11.8％
5：友人・同僚・同級生との討論、10.2％
6：学校での学習、7.5％
7：ドラマ、2.1％
8：両親の教育、0.6％

女性
1：実践の中で摸索した、26.1％
2：読書、20.6％
3：ネット、18％
4：学校での学習、10.7％
5：友人・同僚・同級生との討論、10.4％
6：映画、6.9％
7：ドラマ、4.6％
8：両親の教育、2.8％

男女で一番大きな違いがあるのはネットの比率。性に関してネットで勉強してしまうのはやはり男性中心なのだろうか？それ以外はまあ順当といった感じだが、「実践の中で摸索した」「友人・同僚・同級生との討論」という権威ある求是社なりの格調ある（？）選択肢がちょっと面白い。


■新浪微博での反応



この『小康』のアンケート、ネットでも注目を集めている。新浪微博では独自のネットアンケートが実施され、ホットトピック入りするほどの話題に。関連するつぶやき、リツイートが75万件を超えているのだが、そんなに気になる話だろうか？？？

で、そのつぶやきを眺めて見ると……

同年代のやつらが話していたのはデマばっかりだったよ！ばかやろー！

先生は多すぎるぜ。名前も挙げられないほど。日本の先生、欧米の先生。まあ、だいたい先生の名前の後ろには「rmvb」って拡張子がついているけどね。
（中国ではまだまだリアルプレーヤーが人気です）

授業でも教わったけど、ちょっとだけ。でもそのうち気づいたら知っていたなぁ╮(╯▽╰)╭

同級生に教わりました。

この話題、盛り上がりすぎじゃね？

ネットの耽美ボーイズラブ小説で知った～～～

産婦人科病院が発行している雑誌で！

婚前性交渉が70％だけ？いや90％はあるだろ

タイタニック3Dの中国公開版、ベッドシーンが削除されてしまった……。15年も待ったのは3D氷山を見るためじゃないんだぜ！！

蒼井そら先生が全盛期の間に知識を生かすことはできなかった……。もう後は小澤マリア先生におすがりするしか！

とこんな感じ。みなさん、好き勝手につぶやいているようで。

ざっと見た感じだと、予想通りAVで勉強したというつぶやきが相当数。まあ、これは『小康』には載せられない声かも。同級生から教わったというつぶやきもそれなりの数があるよう。大学で寮に住んでいると、その手の話をする時間はいくらでもあるのかもしれません。

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