中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年04月19日
■常務委員の不逮捕特権はなかった模様
いよいよ周永康に対する調査が始まり、さらには十八大延期の話まで出ているらしいと、明鏡新聞が報道している模様。
(BBC 中文網)
■google bloggerの陰に隠れていたから無事
博訊と明鏡にハッキングが仕掛けられ、現在博訊さんは撃沈中。明鏡によると、これは周永康による指示らしいです。
■影武者か?
そんな渦中の周永康は、全国司法所建設プロジェクトのテレビ電話会議に出席している模様。
(中国共産党新聞網)
■ああ、やっぱりそうなんだ
リンゴ日報と明鏡を転載した博訊の報道によると、やっぱり常務委員の不逮捕特権は慣例としてあるみたいで、それゆえに周永康は表舞台に出られている模様。しかしながら当然、十八大後はそのままお家で悠々自適な軟禁生活が待っている模様。
(博訊網)
■逆襲の多維
薄煕来に関する一連の報道では、与太話気味の博訊や明鏡に完全に出し抜かれた感のある多維新聞さんですが、ことここに及んで積極的に情報を飛ばしている模様。
「薄煕来事件の影響が軍に波及 軍事委員が四川に調査団派遣か」
(すべて多維新聞)
■重慶に居たままだったら危なかった人
汪洋の重慶以来の腹心でウカン村の処理にもあたった、朱明国・広東省党委副書記が広東省陸軍予備役高射砲兵師団の第一政治委員に任命された模様。
(中国共産党新聞網)
■意外な人事(笑)
風前の灯である黄奇帆市長の後任には、団派のエース格として将来を嘱望されながらもSARSで北京市長を辞職、山西省長に返り咲いたものの炭鉱事故でまた辞職と、出世の神様に見放されている孟学農の名前が挙がっている模様。
(多維新聞)
■ほな賈慶林とか周永康なんかどないすんねん
蒼井そらさんの中国テレビ出演が、国家広電総局からの「低俗なヤツやスキャンダルの多いヤツは出してはダメ」という指示により、大幅に制限されている模様。
(南方網)
■顔面センター、または地獄のミサワ顔
今回の薄煕来事件に最も功績があったのは、胡錦濤の腹心で中央書記処書記の令計画だったらしく、十八大での常務委員入りまで噂されている模様。
■ヤクザだ百鶏王だと罵られつつ
周永康さんは本日も、キューバから来た某さんと会見するなど元気な姿を見せている模様。
(中国共産党新聞網)
■芋づる式
薄煕来事件に関連して、「大公報」までも金銭授受の疑いで取調べを受けている模様。
(多維新聞)
■これぞ長征
陝西省延安市の衛生局に勤める10名の公務員が、「陝西省の衛生庁が開く会議に参加します」と報告して、そのまま広州~深圳~香港~マカオと、8日間の豪遊をして帰ってきた模様。当事者の宝塔区衛生局長は「自費で行ってるし、事前に休暇申請を取ってるから問題ないもん!」と言っている模様。
(西部網)
■みんな、北京で就職だ
北京市は3000名の大学生を村官(農村部の役人)として採用することを発表。北京市出身者以外も、基準の成績をクリアしていたら応募可能とのこと。
(新京報)
■どうぞ日本のものを買って下さい
医療用カプセルの多くを生産している浙江省新昌県にて、検査した96品のうち33個から重金属のクロームが検出されたとして騒ぎになっている模様。
(南方都市報)
■面倒くさい法律ですなあ
元オリンピック・飛込み競技の金メダリストである田亮が中国で一人目の子供をこさえた後で香港に移住、そこで二人目が誕生した件について、戸籍元である陝西省人口計生委員会は「国の定める条件を満たしていない」と判断した模様。
(西部網)
関連記事:
【食品安全】小籠包の熱々スープは革靴でできていた?!中国に襲来した「ゼラチンの恐怖」
【一人っ子政策】ばんばん子どもを産んで罰金を払おう!人口政策でおいしい汁を吸う利権集団―河南省
「烈士」安売り中!観光旅行中事故死の官僚が「革命の偉人」に?!(凜)
汚職官僚の妻は「良妻賢母」?!夫の代わりに公務旅行に参加―江蘇省