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【写真】クレイジーすぎる中国の受験地獄に度肝を抜かれた件

2012年05月06日

1カ月後の「高考」 (全国大学統一入試)を備え、中国の受験生は今、最後の追い込みに励んでいる。が、あまりにもクレイジーな勉強風景がネットで暴露され、話題となった。2012年5月6日、長江商報が伝えた。


■点滴教室

その写真がこちら。

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教室で机の上に山のような参考書を広げて勉強する生徒たち。子どもたちの頭上につり下げられているのはなんと点滴。午後10時30分、朝から必死に勉強を続けている生徒たち。夜もがんばるためになんとアミノ酸を点滴しながら勉強しているのだとか。点滴しながら勉強する姿も異様だが、点滴の存在などまったく気にせず、教室を歩き回っている教師の姿も異常だ。

この写真はマイクロブログで公開されたもの。さすがにいたずらではないかと思ったが、長江日報がこの学校、湖北省孝感市の孝感一中に問い合わせたところ、学校側はあっさり事実だと認めたという。

国家の規定によると、高三受験生には1人10元(約130円)のアミノ酸補助金がある。具合が悪くなったら医務室で打ってもらうのだが、その日は天気が悪いこともあってか、点滴を希望する学生が続出した。医務室に場所がないこともあって、教室での点滴とあいなったという。


■受験生残酷日記

毎年、高考前になると、受験生残酷日記的な記事が中国メディアの紙面を飾る。朝から晩まで勉強漬けで子どもがかわいそうとお母さんが嘆くオーソドックスなスタイルもあれば、「今年の流行は受験生専門家政婦。快適な勉強環境を整えるとともに、勉強もアドバイス」という謎のトレンド紹介があったり、「受験生にぴったりの栄養スープレシピ大掲載!」といった企画もある。

というわけで毎年の高考コネタを楽しみにしている私だが、さすがにこの点滴教室にはかなり驚いた。これを異様と思わない学校の先生は大丈夫だろうか?!

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