• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

アニメPVで期待高まるも……いまだに「歌えない」ボーカロイド・チャイナ(百元)

2012年05月19日

■ボーカロイドチャイナのアニメPVが公開。歌についてはまだ不明な模様■

*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年5月11日付記事を、許可を得て転載したものです。


20120519_写真_中国_Vocaloid
Vocaloid China公式サイト


ありがたいことに「VOCALOID CHINA」の展開についての質問や情報をいただいておりますので、今回はそれについてやらせていただきます。

先日ボーカロイドチャイナの公式サイトでアニメPVが公開されたそうです。ボーカロイドチャイナPV先行公開版
ただ、歌に関する部分についての新しい動きはまだ出ていないようです。このPVにしても現時点で公開されているものには歌がついていません。



このアニメPVについて、中国オタクの面々の反応も出ておりましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


■中国人オタクの反応

ボーカロイドチャイナのキャラ設定が先日公開されたが、今度はアニメのPV制作だ!

おお、なんか悪くないね!結構萌える。

ボーカロイドでなぜかアニメ、しかも国産ってことで不安だらけだったが、想像していたより余程いい。でも、歌はどうなっているんだろう……?

これ作ったスタジオの「七霊石」は「魁拔」の制作に関わったところか。最近だと「鋼羽」のPVも作っていたし、良い感じのアニメを作る所だよね。

公式設定に基づくアニメなんだろうけど、ボーカロイドチャイナは設定多いのが不安。メアリ・スーな気配を感じてしまうし……

グダグダな展開にさえならなければ上出来だと思っている。ただ、作品展開がホント、ウチの国のやり方なんでホントに大丈夫なのかという気持ちも……

正直な所、私はアニメPVってのにちょっとワクワクしてしまった。いよいよウチの国のボーカロイドが表に出るというのを感じたというか。

このPVはウチの国の国産アニメのレベルからすると、非常に高い水準だね。国産アニメに春が来たと言っても過言ではない。

「七霊石」はトップが日本のアニメ制作会社にいた人間で、日本のアニメ制作にも関わっていたはず。短編だったらクオリティ的に日本のアニメに近いモノを出せるのは間違いないよ。あと、結構前に話題になったBL同人アニメの「弦月夢影」もココの人間が作ってる。

このクオリティはウチの国のアニメの良心だと思う。

七霊石のPVはクオリティ高いよね。PVだけで続きを出さないのがアレな会社だけど、ボーカロイドのPVについてはうってつけかも。

動画枚数はそんなに多くないけど結構いいね。これであとはどれくらいの長さかってことになるが……

で、声は?歌とかもまだ出ていないのがかなり不安なんだけど。キャラ設定はそんなに悪くないけど、いつまでもそのままというのは心配だ……

動画部分は良いけど、音はどうなるんだろうね?このPVの声を全部ボーカロイドチャイナで作るのか、それともボーカロイドチャイナの中の人を直接使うのか。

PVなんだから歌作ってそれを流しておけばいいんじゃないか?不安なのは、この段階でもまだ歌が出ていないことだ……

PV見たけど、かなり良いと思うよ。ただ、ソフトはどうなんだ?ボーカロイドチャイナはまずソフト本体出してからこういうのやってくれよ。

6月か7月辺りに発売という話だけど、どうなんだろうね。収録する音を中国語発音にあわせた翻訳が難しく、録音に苦戦しているという話も聞いたけど、その辺ハッキリしないから気になる。

さすがにこういう宣伝PV作って来るってことはソフトの方についても既に出来ていると思うんだが。

ウチの国にボカロのソフトを使って歌を作ってPV作れる人間が出て来るかってのも問題だね。人材は絶対にいるはずなんだが、これをやろうという人がいるのかどうか……

さすがに日本のボカロPの人達みたいにはいかないらしいから、最初はプロ使って曲作ったのを出すんじゃないかな。手本になるものがないと、ウチの国の人間はなかなか動けないし。

とりあえず、このアニメにつける曲はプロ使ってのオフィシャル制作になるでしょ。ソフトが出来ていないのか、曲が出来ていないのか分からんのがちょっと不安だが。

ビジュアル面は良い感じになっているから、あとはホント歌だけだね。自分も一つ買っていじってみたいと思っているから、早く発売して欲しい。

とまぁ、こんな感じで。


■肝心の「歌」はどこに?

PVアニメのクオリティに関しては中国オタク的にかなり満足しているようでした。
ただ、歌の方の動きがまだ表に出ていませんし、そちらの方に関して不安を感じてしまう中国オタクのボーカロイドファンもいるようです。

それと、このPVを制作している中国のアニメスタジオ「七霊石」ですが、以前このブログの記事「日本でアニメの修行をした中国人が制作した同人アニメがイロイロとスゴイ」でも紹介させていただいた、中国の同人アニメPV「弦月夢影」を作ったサークルと関係のある所だそうです。

とりあえず、こんな所で。例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

関連記事:
中国版ボーカロイドに対する期待と不安=同人音楽界が弱い中国(百元)
中国国産アニメ映画「魁抜」が結構気合入っているらしい―中国オタ事情
日本アニメを抜いた?!これが中国の王道熱血アニメだ!

*本記事はブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」の2012年5月11日付記事を、許可を得て転載したものです。 

コメント欄を開く

ページのトップへ