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日本人にはちょうどいい濃さ……かも?!話題のインドSF映画「ロボット」日本公開版を見てきた(インド映画通信)

2012年05月21日

■『ロボット』鑑賞と『RA ONE』の公開決定!■

*本記事はブログ「インド映画通信」の2012年5月20日付記事を許可を得て転載したものです。


20111102_ロボット_ROBOT_インド映画_ラジニカーント

*2010年インド公開 原題:Enthiran/Robot  監督:S. Shankar 主演:ラジニ・カーント  



■短すぎるダンス・シーンが残念!でも日本人にはちょうどいい?!

先日『ロボット』を観てきた。私は新宿のバルト9に行ったのだが、18:00までの回なら1200円で入れることを当日知った。ここはレディースデーがない代わりに男女関係なく平日毎日15:30~18:00は1200円で鑑賞できる。

さてさて、久しぶりに観たカットしてあるロボットの感想。カットしてあるストーリー展開には違和感はなかった。だが、ダンスシーンが短すぎる!インド映画の魂とも言うべきダンスシーンは、一番先に削られる運命にあることはわかってはいるものの、ばっさりと切り捨てられていた。キリマンジャロの歌はもとより、テーマソングのロボットも大きくカットされていた。アイシュの魅力が味わえるものだっただけに残念。それから字幕が松岡さんではなかった。

30歳をゆうに超えたアイシュの女子大生役とアラかん(還暦)のラジニのカップルは、インド映画を観慣れている者にとっては「アリ」な設定だが、初めて観た人は驚くかもしれない。

スターウォーズ、ターミネーター、マトリックスあたりのおいしいところを頂いちゃったのはいいが、収まりがつかなくなってヤケになっちゃった・・・このどうにでもなれ感と、手加減せずに無茶をやり通して本当にそれを形にしちゃったインド映画はやっぱりすごい。

設定のしばりが都合よすぎる。これはインド映画にはありがち。もうなんでもアリ。そもそもなぜロボットを博士に似せて作ったのか?開発目的も軍事用なのに、なんかそれも後ずけ的になってる。超高機能ロボットのくせに充電が1日2回って、iphone以下とか。それすらもなんか途中で変わってるし。

ノーカット版の方が十分に楽しめることは確かなのだが、現代の日本人にとってはこれくらいが限界かも。この作品に関してははっきり言ってラスト30分のクライマックスのために、前半部分があるといっても過言ではないのだから。

ちなみに東京国際映画祭でノーカット版を観た時の感想はこちら


■今度は「RA ONE」の日本上映が決定

そして本日すごいニュースが飛び込んできた!『シヴァージ』に引き続きシャールク主演の『RA ONE』の公開が決定した。





ロボットつながりなのかなんなのかはわからないが、とりあえずシャールク作品が日本で観られることに大感激!実は先日インド在住の友人からRA ONEを含むインド映画DVDをいくつか送ってもらったばかりなのだが、一足先に楽しみつつ、また魅力を告知しまくっていこうと思う。

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*本記事はブログ「インド映画通信」の2012年5月20日付記事を許可を得て転載したものです。

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