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【中華スマホ事情】ノキアの転落とアンドロイドの躍進=低価格化トレンド明らか(osschina)

2012年06月08日

■2012年第1四半期中国スマートフォン市場出荷台数シェア Androidが76.7%でトップに■

*本記事はブログ「Android/OPhone雑記」の2012年6月7日付記事を許可を得て転載したものです。


■アンドロイドが圧倒的なシェア

調査会社・易観国際から2012年第1四半期スマートフォン市場出荷台数シェアが発表されました。

20120608_写真_中国_スマートフォン_OS_1

2011年第4四半期時点で68.4%でだったAndroidが更にシェアを伸ばし76.68%でトップに立っています。その一方でSymbianは更にシェアを下げ11.8%まで落ち込んでいます。iOS(=iPhone)の数値は明記されていないのですが、グラフ幅で推測するに6%前後で第4四半期と比較すると微増、その他OSに関しては極わずかといったところでしょうか。

先日、工信部が発表した『モバイルデバイス白書2012』でもAndroidのスマートフォン市場でのシェアは73.99%となっていたので、今回の市場調査に偏りがある、というわけではなさそうです。

Androidが快進撃を続ける理由ですが、これまでも何度か当ブログでも紹介してきた1000元スマートフォンと呼ばれる低価格端末の人気が高いことが大きいでしょう。低価格端末はほとんどAndroid搭載です。またミッドレンジ、ハイエンドでも国内外の多くのベンダーがAndroid搭載端末を発売しています。

さらに最近では百度や新浪などがAndroidベースの独自モデルを展開したり、テンセントがAndroid 4.0ベースのカスタマイズROMを提供したりと非常に幅広い業種の企業がAndroidを軸にモバイルソリューションを展開している点も強みです。


■スマフォの低価格化進む

1000元スマートフォンをはじめとしたローエンド端末が人気を集めているというのはスマートフォン端末の平均販売価格が下がってきていることでも証明されています。

20120608_写真_中国_スマートフォン_OS_2

セキュリティ最大手の360や電子ブックリーダー大手のBambookなどもAndroidベースの独自端末を提供していくと表明していますし、今後しばらくはAndroidが勢いを増していきそうな情勢です。ここにWindows PhoneやMozillaのモバイルOS「Boot 2 Gecko」、サムスンやインテルが推進する「Tizen」などの新勢力がどう絡んでいくのでしょうか。既存勢力の巻き返しはあるのかという点も含めて、興味深い争いが続きそうです。

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*本記事はブログ「Android/OPhone雑記」の2012年6月7日付記事を許可を得て転載したものです。 
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