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善行を積めば損をするのが中国?!善人保険を作ろうぜとネット民

2012年06月12日

2012年6月11日、山東商報は記事「車を止めて湖に飛び込みおぼれた人を助けた男性=車内の現金を盗まれる」を掲載した。


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2008-10-10 8-25-27_0028副本 / FANG Chen

■「善有善報」(善行には善の報いがある)とはならなかった話

7日、遼寧省遼陽市。仲さんが仙鶴湖の湖岸を運転していると、「助けて!父が湖に落ちちゃった」との叫び声が聞こえた。慌てて車を止め、駆けつけた仲さん。湖には一人の老人がおぼれているではないか。「泳ぎが不得意なやつは入るな。」仲さんはそう叫ぶやいなや湖に飛び込んだ。

湖岸にいた人の助けもあって、おぼれていた男性の供出には見事に成功した。が、その後にとんでもないオチが待っていたのだった。救出のために慌てて駆けつけた仲さん。車の窓を閉めるのを忘れていたのだとか。そのため置きっ放しのカバンが盗まれてしまった。中には娘の婚礼の買い物のための現金が入っていたという。

これにはさすがにがっくりきた仲さんだが、「人命に比べればカバンなんて。カバン10個盗られても人助けには価値がある」と話し、今後も人助けを続けると話している。仲さんは54歳の中国石油従業員。妻は看護師、娘も救急センターで働いている。仲さん自身も救急訓練を受けており、これまでにおぼれた人を4人助けているという。


■善行保険を作ろう

とまあ、これだけだったらよくありそうないい話(?)なのだが、一部ネット民の間で、仲のような不幸を伏せぐために善行保険基金を作ろうという呼びかけが広がっているという。善行を行ったことにより、財産を失ったり、あるいは命を失った人の保障をする基金なのだそうだ。

ちなみに中国にはすでに「見義勇為」(正義の行動)報奨金という制度がある。良いことをした人を表彰しお金を贈る仕組みだが、報奨金ではなく保障するという発想がちょっと面白い。まるで「善行をすれば、損をするだろう」というのが前提となっているようではないか。

まあ文末の関連記事を見ていただければわかるとおり、善き行いをした人が熱烈に称賛される一方で、「基本的には損するよね」という認識が広がっているのが中国だ。

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