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少女一人だけの抗議デモ=17歳女性が抗議行進、保安部隊が暴行―チベット(tonbani)

2012年06月30日

■カンゼで17歳の少女が1人デモ  数日後病院へ■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年6月29日記事を許可を得て転載したものです。


20120630_写真_チベット
*写真はジグメ・ドルマさん。

2012年6月29日付Tibet Timesチベット語版29日付Tibet Express チベット語版によると、24日にカンゼ地方(四川省カンゼ・チベット族自治州カンゼ)で17歳少女による1人だけの抗議デモがあったという。

24日午前11時頃(現地時間)、ジグメ・ドルマはルンタ(祈祷旗)をまきながら、「ダライ・ラマ法王がチベットにご帰還できますように!チベットに自由を!パンチェン・リンポチェをはじめとする全ての政治犯が解放されますように!」というスローガンを叫びながら数分間にわたり行進した。

その後、保安部隊が駆けつけ、彼女を殴り倒して連行したという。後に父親や親戚が病院でジグメ・ドルマとの短時間の面会を許されたが、手足を負傷し衰弱している様子だったという。

ジグメ・ドルマはカンゼ県カラ郷ションカ村出身。父チュキ・ニマ、母アス・ラモの娘。1人だけの抗議デモに出発する前、ジグメ・ドルマは両親に畑仕事に行くと話していたという。同居していた尼僧である叔母タシ・ガは2008年の抗議デモに参加し、2年の刑期を受けた。タシ・ガは解放された後も尼僧院に所属することが許されなかった。その後は山にこもっていたが、体調を崩して中国の病院に収容された。病院側から病気は服役中に患ったものであると知らされている。

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