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【中国斜め読み】胡錦濤様のお給料はハウマッチ?/トラファルガー広場に108頭のパンダ(ujc)

2012年07月08日

*本記事はブログ「The Useless Journal of CHINA」の2012年7月6日付記事を許可を得て転載したものです。


■「為人民服務」の国ですから


朝鮮日報が、党総書記・国家主席・中央軍事委員会主席を兼ねる胡錦濤が月どれくらいの給料をもらっているか調査した模様。
 

それによると、まず中央軍事委員会主席の給料は、2005年に公開された9,390元の基本給に加えて3種の手当が加算され、合計が21,119元(約25.3万円)。驚きは儀礼上とはいえ国家元首たる国家主席の給料で、2006年に公開された国務院発表によると、国家主席/副主席/国務院総理の基本給はたったの230元。それに職務給、等級給、勤続年給の3つがついても3,000元(約36,000円)程度の模様。


そして、肝心要・中国の権力構造の頂点にして、今年の十八大で習近平が引き継ぐことになる党総書記の給料ですが、実はこれ、党規約にも全く書かれておりません。引用元の新聞記事にもないのでざっと調べてみたのですが、中国人民も、ネットでみんなに質問しているていたらくで、答えも全部バラバラでした。あいつら挨拶代わりに人の給料聞くくせに、てめえの国のトップの給与は知らんのかい。
 

ということで、思わず自分の月給と比較してしまったか、中国で汚職が絶えない理由の一端を感じて頂けたであろうこのネタを、このCM調でオチつけます。
 

D

「軍トップとしての月給、2万1000元。元首である国家主席の基本給、230元。国家主席の月給総額、3000元。共産党総書記、プライスレス。・・・お金で買えない地位がある。買えるものは、三公経費で。」
(三公経費とは公費飲食、公用車、公費旅行の総称。官僚の浪費の代名詞) 

文学城、朝鮮日報の転載)



■早朝7時の椿事


ロンドンのトラファルガー広場にて、ドラの音とともにパンダの着ぐるみ108体が集合、太極拳などのパフォーマンスを行った模様。「ロンドンのみんな~、ワスら、うんにゃボクたちは、成都のパンダ繁殖研究基地から来た『カンフーパンダ』だよ! 成都のみんなも、オリンピックの成功を祈ってるっぺよ!」と、あんましファンシーじゃない設定を披露していた模様。
 

f:id:ujc:20120706122653j:image:w360

四川在線



■きっと名乗ってみたかったんだって


四川省什邡市で起きた、銅精錬工場に対する環境破壊デモに対応するため、徳陽市の左正・副市長が"什邡市党第一書記"という肩書きで派遣されることが決定。「”第一書記”なんて今さら文革かよ!」などと網上で批判が巻き起こっている模様。ちなみに、「第一書記って肩書きを未だ公式に置いているところなんて共青団くらいだよなあ、、、」と思いながら左正さんの経歴調べたら、ビンゴでした。

BBC中文網



■うーん、この噛み合ってなさ


福岡市の高島宗一郎市長が、市の環境保護、ゴミ処理、節水技術などを学ぶために中国からの800名の研修生を受け入れる覚書を中国政府と交わしたことを発表。
 

このニュースを朝日新聞は「研修に関わる費用は中国側が負担するため、4.8億円の経済効果が見込める」と肯定的であるのに対し、産経新聞は「効果の程は知れないし、最近公務員のスパイ騒ぎがあったばかりじゃないか」と批判的。そしてそれを環球時報が「日本は技術を中国にパクられることを警戒しているのだ!」と報道。

環球時報



■紫の上計画


15歳年下のハンナちゃん(18歳)にメロメロな周傑倫(33歳)ですが、どうやら彼女が二十歳になるのを待って結婚したいと考えている模様。

鳳凰網



■なんか違う(笑)


朱錇建築事務所が、グッゲンハイム財団から依頼されたというグッゲンハイム美術館・北京分館の設計イメージをネットに公開。それが故宮の敷地内にある明代の建築で、現在非公開の旧公文書館・皇史宬を改修するというものだから、周りが騒ぎだした模様。
 

《北京グッゲンハイム?美術館のイメージ図》
20120708_写真_中国_1

20120708_写真_中国_2

《皇史宬》

20120708_写真_中国_3


気の早い北京文化遺産保護中心は早速討論会を開催し、「グッゲンハイム財団が歴史的建築である皇史宬に入ることは許されるものではない、そして可及的速やかな、皇史宬の一般公開を求める」と決議。なお、当の財団は「そもそも北京にグッゲンハイムの分館を造る計画なんてないし。。」と当惑顔。
 

騒動の元凶:

「この画像は2007年に私がグッゲンハイム財団の前館長から依頼を受けて製作したものです。2009年の終わりに完成しましたが、その時にはもう館長は退任していましたので、それからプロジェクトがどう進んだのか、どう進むのか、私は全く知りません。」


ちなみに、世界にあるグッゲンハイム美術館は、こんな感じです。


ニューヨーク本館
20120708_写真_中国_4
 


ビルバオ(スペイン)・グッゲンハイム美術館

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グアラダハラ(メキシコ)・グッゲンハイム美術館

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アブダビ(UAE)・グッゲンハイム美術館

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新京報

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*本記事はブログ「The Useless Journal of CHINA」の2012年7月6日付記事を許可を得て転載したものです。 


 

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