中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年07月08日
台湾総統 領有権“一歩も譲らず”NHKニュース、2012年7月8日馬英九総統は、日中戦争の発端となった75年前の盧溝橋事件をテーマに7日から台北で始まった展覧会の開幕式であいさつした際、日本との関係について触れました。この中で馬総統は、「私は就任以来、台湾と日本の関係をよくすることに努め、今はこれまでで最もよくなっている。しかし、民族の大義と主権は堅持しなければならず、一歩も譲ることはない」と述べ、尖閣諸島の領有権については譲歩の余地がないという立場を示しました。
また、台湾の外交部は、日本政府が尖閣諸島を購入する方向で島の地権者と交渉を進めていることについて、「日本は台湾の主権を損ねるようないかなる言動もとるべきでない」とする声明を発表し、こうした立場をすでに日本側に伝えたことを明らかにしました。
日中は1895年(4月17日)に下関条約を締結し、台湾が割譲された。同年1月21日時点に尖閣諸島を併合している(閣議決定)。しかしこれは天皇の勅令のないもので、「実際には違法占領にほかならない。これは間違いのない事実だ」と指摘した。