■CNNICが最新の中国インターネット利用状況報告を発表 微博はモバイルユーザーの増加数が顕著■*本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年7月19日付記事を、許可を得て転載したものです。
まずは概要ですが、2012年6月末時点のインターネット総ユーザ数は5億3760万人になったそうです。2011年末の時点からは2450万人増えたのですが、これでもまだインターネット普及率は39.9%なのだそうです(^^
そして、モバイルインターネットユーザーは3億8825万人になりました。2011年末からは3267万人増えており、インターネットユーザーに占めるモバイルインターネットユーザーの割合も7割を超え72.2%となりました。
モバイルインターネットユーザーの躍進は以下の図でも読み取れます。こちらはデスクトップPCを利用したインターネットユーザー(青線)、ノートPC(緑線)、モバイル(赤線)と接続元を大きく3つに分けた図なのですが、今回の調査でモバイル(携帯)がデスクトップPCを抜きトップに踊り出ました。次回の調査(2012年末)ではモバイルインターネットユーザーは4億を確実に超えてくるでしょうね。
さて、次は各種Webサービス別の利用状況です。ソーシャル系は各種色で囲っているのですが、下記のようになっています。
前回調査で紹介した2010→2011年の成長率で292%と高い成長率を示した微博が半年分とはいえ、かなり増加率が鈍っています。これは前回調査時に指摘していたとおり2011年前半→後半でも増加率はかげりをみせていたのですが、まあよく言えば安定期に入ったとも言えますが、今後インスタントメッセンジャーなどに追いついていけるのか否かは注目ですね。
一方、モバイル微博ユーザーの方は堅調に伸びています。
2011年末の1億3690万人から1億7001万人まで増加しており、モバイルインターネットユーザーに占める率も43.8%に増加しています。先の全体の図の中で微博ユーザーの増加数は2376万人だったので、逆にPCの微博ユーザーは減っている事にもなります。。。
その他モバイルでのWebサービス利用状況は下記のようになっています。
モバイルインスタントメッセンジャー(緑枠)は高止まり感がある微減でしょうが、モバイルSNS(青枠)は2011年末の42.3%から41.2%に減少しています。
その他では、手机搜索(モバイル検索)が62.1%→ 66.7%、手机网络视频(モバイルオンライン動画)が22.5%→ 27.7%と増加しているのが特徴でしょうか。