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2009-06-20 喀什 静谧的艾提尕尔清真寺 / utpala ॐ
2012年7月20日からラマダンが始まった。この間、イスラム教徒は日の出から日没の間、断食する義務があるが、新疆ウイグル自治区では共産党員、公務員(退職者含む)、学生に断食をしないよう指示したことが明らかとなった。
ウイグルオンラインによると、新疆ウイグル自治区アクス地区オンスー県ではレストランなどに「ラマダン中の休業、禁酒マークの設置、宗教関係の宣伝画の設置」の禁止を約束する誓約書を提出させたという。
この件に関し、環球時報は新疆ウイグル自治区の侯漢敏報道官のコメントを掲載した。侯報道官は「仕事や勉強のためにしっかり食事するよう奨励しているが、強制はしていない」と弁明している。
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