2012年8月18日、内モンゴル自治区オルドス市で開催されていたミス・ワールドが閉幕。中国代表の于文霞さんが栄冠に輝いた。

百度百科によると、世界三大ミスコンというのがあるそうで。それが「環球小姐」（ミス・ユニバース）、「世界小姐」（ミス・ワールド）、「国際小姐」（ミス・インターナショナル）とのこと。

なかでもミス・ワールドは中国と急接近中。2003年～2005年、2007年、2010年は海南省三亜市で開催。そして今回は内モンゴル自治区オルドス市での開催となった。世界各国のリゾートが誘致しているという話だが、2年に1回は中国で開催されている。なお中国人のグランプリは2007年の張梓琳に続く2人目。

于文霞さんは黒竜江省出身の23歳。現在はハルビン師範大学音楽学院に在学中で、声楽を学んでいる。将来の夢は音楽の先生とのこと。





【スライドショー】ミス・ワールド決勝、中国代表が優勝 - WSJ日本版

ミス・ワールドのサイトには2012年大会の決勝進出者一覧がある。



個人的にはカザフスタンのEvgeniya KLISHINAたん推しであることをお伝えしておきたい。つーか、他の国の代表とは全然毛色が違う写真が面白い。

記事「夏だ、バブルだ、ミスコンだ！地方振興の切り札「美女経済」の最前線とは―中国・湖南省」でもお伝えしたが、中国には美女経済という身も蓋もない言葉がある。

美女経済とは美女リソースに関連して富を創造、分配する経済活動。すなわち美女を媒介とした特殊的メディア経済の一種であり、一種独特な経済スタイルである。

百度百科

まあ日本にもキャンギャルやらコンパニオンやらがちゃんといるわけだが、「美女経済」という言葉を作るだけで「推進しても恥ずかしくないもの」に変わるのがすばらしい。

で、以下が最新の「美女経済」ニュース。


「乳牛コンテストの告知になぜかビキニ美女出現の巻―山西省朔州市山陰県 」（21CN）。いくらなんでもやりすぎだろ、と批判が渦巻いており、話題作りには見事に成功したもよう。そうでもなきゃ複数のメディアに取り上げられるなんてないものなぁ。

山陰県は「白い乳製品と緑の自然と黒い石炭」という三色経済を頑張っているそうで、今回のコンテストでその乳牛ブランドを世界的なものにしたいとお考えなさっているとのこと。ビキニの女性がいなければ、三色経済が日本語で紹介されることもなかったわけで、私が見事に釣られているというか、美女経済恐るべしというか、うーむ。

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