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2012年08月21日
4月からテスト公開されていたタオバオの『旺信』が正式公開されました。現在はAndroid版とiPhone版が提供されているようです。
機能は一応公式ページで紹介されていて、ニュースが見られたり、音声チャットができたり、LBS機能を使って友達を見つけたりなどができるとありますが、正直、一般的なチャットツールという位置づけで考えてしまうと、テンセントの『微信(WeChat)』や新浪が提供する『密友(Meyou)』と比較しても変わらない、もしくは少し機能不足な感は否めません。
ただ、トップページも書いているとおりタオバオ連携を主眼に置いて、1億人を超え2012年末には2億人に達すると予測されているモバイルタオバオユーザーの便利な”モバイルショッピング”連携チャットツール、という観点で訴求していけば可能性が開けてくるのかもしれません。
関係者の話しによれば2012年末時点で1,500万ユーザーが目標とのことですが、今後どういった展開をしていくのか、また百度(Baidu)や捜狐(Sohu)、網易(NetEase)などインターネット大手もこの流れに追従してくるのか、そして最近絶好調なLINEは?などなど興味はつきません。
参照記事:TechWeb
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*本記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の2012年8月21日付記事を、許可を得て転載したものです。