中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
Project ∞ --- 21/∞ Boats / WeixChang
■令計画、宴会要員就任のお知らせ
党統一戦線部長・杜青林の引退に伴う後任に、中央弁公室主任兼中央書記処書記の令計画が就任。代わって前貴州省党委書記の栗戦書が中央弁公室主任になることを発表。
■博訊さんの解説です
新しい中央弁公室主任の栗戦書は、祖父の兄弟が全員共産党員という、「真っ赤な家庭」ご出身だとか。一番出世したのは4番目の栗再温で、新中国創立時に山東省委書記を務めたものの(山東省副省長兼省書記処書記だったという情報もあります)、文化大革命で迫害死した模様。
(博訊網)
■博訊さんの見解です
党統戦部長は政治局ポストではないので、胡錦濤の懐刀・令計画は良くて政治局候補委員止まりではないか、という見立てのようです。なお、ケチの付きはじめは、息子がフェラーリ乗ってて事故死した件で、老人達の不興をかったためらしいです。
(博訊網)
■共同の独自情報ですよね?
胡春華(49)は政治局入り前提の重慶市党委書記就任で、最終調整に入った模様。
(MSN産経)
■2度あることは3度ある、と申しまして
胡春華が上海を回避したことで、陳良宇の代理ポストは務めたものの気がつきゃ10年も上海市長に居座ったままの韓正さんに、やっとこさ上海市党委書記の椅子が回ってくるかもしれないそうです。他の党委書記候補は汪洋、王扈寧など。
(多維新聞)
■明報さんの現状報告
人事情報には定評のある明報さんによると、常務委員の定員が9名から7名になることは既定路線、7名のうち習近平、李克強は当然確定。李源潮、王岐山も確定しており、国家副主席か国務院常務副総理に当てられる模様。残る3名はまだ不確定ということで、やはり劉雲山さんと汪洋さんは決着が付いていないことを示唆。
(香港明報)
■定見の無さも香港クオリティ
複数の情報源を持つのが強味の明報さんは、直前には「6名が既に決定。残る一枠は汪洋がゲットする模様」という報道も出して、我々ウオッチャーを右往左往させてくれてます。
(香港明報)
■挺浪漫的!
週刊誌「フラッシュ」の記事「中国共産党幹部が日本の人気AV女優を「女体盛り買春」」。記事では匿名だったおいたをした中国企業は、中国工商銀行、中国国際信託投資公司、中国石油天然気集団公司の各お偉いさんだったとのこと。
(博訊網)
■リリース・アンド・デス
北京市の人造湖・什刹海に、大量の魚の死骸が浮かんでいた模様。唇が扁平で細長い髭があったことから「ナマズ」らしく、「なんで什刹海にナマズがいるんだ?」と疑問に思われていたところ、近所の人が「せっかくいいことをしたと思ってたのに、全部死んじゃった~」と告白。「放生」というやつで、動物を野生に返すことで功徳を積むという仏教指導に基づく活動。どうやら毎月2回、買ってきた魚をせっせと什刹海に放流しては、プカプカ浮かび上がらせていたらしく、取材を受けた専門家も「まあ養殖魚を湖に放してもねえ。。。知らない人はよくやるミスですよ。」と困り顔だった模様。
(新京報)
関連記事: