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汚職官僚の最強言い訳2012=ゴッドギャンブラー登場と中国ネット民騒然

2012年09月03日

今、中国に「賭神」(ゴッドギャンブラー)と呼ばれる汚職官僚がいる。2012年8月17日付正義網が伝えた。


Mahjong Night
Mahjong Night / oblivionz

先日、雲南省麗江市古城区で、元園林緑化管理局局長・趙桂強の裁判が行われた。容疑は収賄。

中国の裁判には日本では考えられないような展開がある。汚職裁判もその一つ。日本では検察が汚職について立証しなければ罪に問うことはできない。だが中国ではその逆。公務員の給料ではありえない金額の財産を持っていた場合、被告がその出所を明らかにしなければならないのだ。

さて趙の場合だが、約50万元(約650万円)の収賄が明らかになっており、趙自身も認めている。しかし預金や不動産を合わせると、まだ160万元(約2080万円)の出所が不明だという。

ここで頑張ったのが趙だ。いわく「もともとあった貯金が40万元(約520万円)。ボーナスが30万元(約390万円)。妻が入院した時にもらったお見舞いが30万元(約390万円、これがグレーゾーンの灰色収入としてセーフになるのが中国)、 そして残る30万元は「この数年での麻雀の勝ち分」だという。

麻雀で30万元儲けるとはもはやプロ。公務員なんぞやっている場合ではなさそうだ。この必死の弁明をメディアが報じてしまったものだから、さあ大変。「麗江にゴッドギャンブラーあり」 と中国ネット民の揶揄の的になっている。

ちなみに中国青年報によると、都市緑化部局は権力こそないものの、汚職し放題のステキな部署だという。実際の費用と予算とが3倍以上もかけはなれているのもままあること。差額は官僚のポッケに入ることになる。

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