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【写真】これぞチベット流暴走族?!法王の写真掲げてデコ・バイクが激走(tonbani)

2012年09月06日

■カム、バタンで大勢のチベット人がバイクに法王の写真を掲げパレード■

*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年9月5日記事を許可を得て転載したものです。



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先日、四川省カンゼ・チベット族自治州バタン(巴塘)県リンカチュ郷(འབའ་ཐང་རྫོང་གླིང་ཁ་ཆུས་)で地元のニンマ派ジャンカル僧院(བྱང་དཀར་དགོན་)にトゥルク(転生僧)・テンジン・ニマ(སྤྲུལ་སྐུ་བསྟན་འཛིན་ཉི་མ་)を玉座にお迎えする、というイベントが行われた。このイベントには1万人以上のチベット人が集まったという。

その際、バイクに乗った多くのチベット人が中国で禁止されているダライ・ラマ法王の大きな写真を堂々と掲げてパレードを行った。チベット国旗を掲げる車もあったという。

この地区では1998年から鉱山開発が行われているが、2009年12月にはこの鉱山開発が環境を破壊しているとして、抗議デモが起った。この時、チベットの国旗を掲げていた若者が逮捕されている。この年の終わりに再度大きな抗議デモが行われたが、この時部隊との衝突が起こり、ツルティム・チュペルというチベット人がその場で殴り殺され、20人が逮捕された。

20120906_写真_チベット_2


その後、地区では抵抗の印として「不耕作運動」等が行われた。2010年4月19日にはペトゥップ(23)という僧侶が抗議デモを行い拘束された。

参照:9月4日付Tibet Expressチベット語版9月4日付けRFA英語版
*なおイベントの日付についてはTibet Expressは8月31日、RTAは9月1日と報じている。また拘束されたペトゥップについてRFAはTibet Expressからの引用としながらも「拘束中に殺害された」と異なる記述になっている。

20120906_写真_チベット_3

ニンマ派の赤い帽子を冠った法王の写真を掲げて走る若者。みんな誇らしげに笑っている。このイベント中に部隊が出動したという話はないらしいが、この後、彼らがどうなるかは不明。

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*本記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の2012年9月5日記事を許可を得て転載したものです。  


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