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習近平の「失踪」から10日が経過=米紙は「心臓病」と報道―中国(水彩画)

2012年09月11日

■習近平が本格的に行方不明■

*本記事はブログ「中国という隣人」の2012年9月11日付記事を許可を得て転載したものです。



前回記事「習近平のドタキャンは米国への嫌がらせか、それとも……ネットでは「背中負傷」が禁止ワードに―中国(水彩画)」の続報です。習近平の「失踪」事件の波紋が広がっています。

5日に中国を訪問したクリントン米国務長官と会う予定でしたが、4日夜にドタキャン。「米国に対する嫌がらせ」「水泳中に背中を負傷した」といった噂が飛び交うことになります。そして10日に習近平がデンマークのシュミット首相と会見するとの情報が流れ注目を集めました。

ところがデンマーク大使館が習近平との会談予定はないと回答。人民大会堂でシュミット首相とあったのは王岐山・副総理でした。実は中国外交部の流した情報は「(デンマーク首相とは)国務院の指導者が会談する」とだけあり、習近平が会うとの噂は早合点だっただけのようですが。この件について、10日の外交部定例記者会見で記者から質問が相次いだものの、「すでに何度も回答しており、付け加えることは何も無い」と素っ気無い応対であります。

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情報が掴めていないのか、欧米メディアや反体制メディアが報道を避ける中、博訊はなぜか党大会の準備による過労であり、重症ではないと擁護すると共に、8日に開かれた雲南省の地震に対応する中央軍事委員会会議に、習近平が出席していなかった点を指摘しています。そう言えば、地震への指示も出していませんでしたね。

10日になって、1日に出席した中央党校の秋季入学式でのやたら長い講話が、国内各紙で全文転載祭りになりました。遅れて報じられるというのは毎回何らかの意図があるのですが、習近平の異常事態を覆い隠すためのものでしょう。

また、賀国強も8月31日を最後に消息を絶っていることもわかりました。党大会を前に主役が本格的に行方不明となり、賀国強とあわせて常務委員が2人姿を消す異常事態。これは色々勘ぐってしまいます。

*「米国への嫌がらせ」「水泳で負傷」「サッカーで負傷」「暗殺されかけた」「過労」とさまざまな噂が飛び交っていますが、10日(米国時間)、ニューヨークタイムズ紙が「軽度の心臓病」と報道。盛り上がっております。

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*本記事はブログ「中国という隣人」の2012年9月11日付記事を許可を得て転載したものです。       


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