中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2012年09月16日
以下にトゥギャッターのまとめ。随時追記します。
今日のポイントについても注目のポイント、思いついたことを順次書いていくつもりです。
■深圳が熱い
今日のデモは深圳に注目。デモ隊が市共産党委員会庁舎に押しかけ、催涙弾、放水中を浴びる事態に。何人か過激な行動に出た参加者もつかったそうで。
そもデモ隊といっても、当局の送迎と弁当付きのプロから、動員された学生、野次馬が合流、呼ばれてないのに来ちゃった暴れる気まんまんの人、この騒ぎに乗じたい人などなどいろいろいるわけで。
出稼ぎ労働者の街・深圳はそういった問題も多ければ、政治的にもちょっぴり自由なところがある街で、先月の反日デモでもきっちりと暴力的なデモに発展しておりました。今回はそれ以上になっていそうですが……。
■地元紙のささやかな抵抗。
昨日(15日)のデモで日系スーパー・平和堂がめちゃくちゃに略奪された湖南省長沙市。その調査の地方紙・潇湘晨报が当局の検閲に逆らったオモシロ・ネタを披露しています。
習近平のお言葉に続くトップニュースに「依法理性表达爱国热情」(法に基づいて愛国の熱意を表現しよう)というタイトル。その下にケンタッキーが襲われている写真をつけているのですが、これはなんとレバノンのもの。15日の略奪写真を新聞に掲載することはまかりならないとの指示がでているのでしょう。それでも反日デモをディスりたかったのでこういうデザインにしたという。気が利いています。
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