■反日デモ参加者に引き裂かれた少女のメッセージ■
ある日本在住の中国人がツイッターで紹介していた中国の書き込みを訳してみた。
【反日デモ】日本大使館の外でたくさん写真を撮った。でもどれをネットにアップすればいいかわからなかった。この少女に会うまではね。私が撮影してまもなく、彼女の手にしたスローガンは引き裂かれてしまった。私には彼女の涙をぬぐってあげる機会もなかった。(その間にも)デモ参加者たちはお決まりの毛沢東写真を掲げ、毛沢東万歳・解放軍万歳・日本に宣戦しろと叫んでいたから。
女性が手にしているメッセージ。
戦争・地震・水害
私たちはすべてを乗り越えてきました。
ここはファシズム時代ではありません。私たちの領土なのです。
(戦争も地震も水害も)暴力や破壊、放火で解決したことはありません。
(反日デモは)文革ではありません。
私たちの五輪を世界中の人が見たのです。
人を傷つける行為をやめてください。
私は知っています。私たちの祖国には「愛」が満ちあふれているはずです。
「反日デモ、ちょっといい話」はこれだけではない。ほかにも「この先、反日デモやってます。日本車はここでUターンを」と親切にお知らせしてくれていた人や、「デモは冷静に」というプラカードを持ってデモに参加していた人もいたという。
中国メディアの「法に基づいた理性的な愛国を」という呼びかけはもちろん、「冷静になれ、バカども」というネットの書き込みと比べても、危険を承知で現地に行っていた人がいるというのはうれしい話ではないだろうか。
■蛇足:在日中国人の不安
蛇足ながら付け加えると、在日中国人が「ちょっといい話」をネットで紹介したくなる気持ちはよくわかる。邦人に対する暴動化したデモや暴行事件が伝えられている中国、一方の日本はありがたいことにまだ中国人の被害は伝えられていない。
だが、ネットやニュースには「中国、ちょっとひどい話」があふれかえっている。そもそも日本人が今回の尖閣買収がこんな事態になると予想していなかったのと中国ではまったく事態が異なる。温家宝おじいさんが「寸土も許さず」と凄んで見せ、胡錦濤、呉邦国、温家宝、李克強が日本批判のコメントを展開。トップのゴーサインを受けたメディアやら各省庁が連日、日本批判の記事やコメントを出し続け、「これはやばい。まじで戦争になりそう」と感じていた人が多いようだ。
というわけで、中国にいる親・親戚・友人からは「やばい、戦争になる」「中国人、襲われているでしょ」「いいから帰国しなさい」「まだ日本にいるつもり?!この売国奴」「飛行機代高くなる前に帰国しなさい」と、心配の言葉やらよくわからない言葉やらを浴びて、不安に思ったり、面倒臭かったりとかなり大変だったりする。
関連記事:
今日の反日デモと気になるポイント=深圳が大変なことに―中国反日デモはミニ文革なのか?15日デモのまとめと「気になる」ポイント―中国【中国斜め読み】反日デモの発起人は交通警察隊長?!デモにまぎれて汚職官僚批判ほか(ujc)【尖閣】中国の「反日」がレベルアップ=デモ容認姿勢明らか、騒動拡大は必至か(水彩画)「日本の元AV女優が尖閣を中国領土と認めた」環球網の煽り記事が思わぬ失敗をしている件「尖閣は日本の領土」人民日報の大チョンボを紹介、大反響の中国ブログを全文訳してみた「中国旅行したい!」「尖閣行け」蒼井そらの中国マイクロブログが微妙炎上した件
! I definitely loved every bit of it. I have got you bookmarked to look at new things you
post…